櫻井よしこ氏「朝日新聞は廃刊すべき」 議員連盟での講演要旨(産経新聞) - goo ニュース
櫻井さんの主張はともかくとして。
終戦の日ということで,NHKが討論番組をやってますが,「議論の根底になる共通認識がバラバラ」なので見ても意味がありません。
たとえば数学で「1+1=3だ」などといったら,議論になりませんよね。それと同じレベルなのです。こういうのは議論とはいいません。「屁理屈」です。「議論」には「根底となる共通認識がある」ことが重要だからです。
集団的自衛権うんぬんの話題の前に,日本は「独立しているのか」どうか,しっかりと数値・客観的データで検証して,それを共通認識に語らないと,それは子供の喧嘩でしかありません。
日本の食料自給率,エネルギー自給率にしても,計算の仕方,つまりは分母の取り方によっても数値は変わります。そういうことに疑いの目を持ち,客観的に判断することを「数学的思考」というのではなかったのではないでしょうか。
数学的思考というと,まるで計算力かのように言われますが,これまた勘違い。
このように,「言葉」の本来の意味とかけ離れた議論になりがちなときは,「まず,共通認識として,以下の客観的データがあります。では,これらをもとに語ってください」と,進行役は務めるべきではないでしょうか。
重要なので何度でも書きますが,いまの日本に,世界と戦える「戦力」も「戦略」もありません。たかだか国内のエネルギー自給率が100を超えられないわけです。エネルギー輸出しているロシアなんかとは桁が違う。
エサ(エネルギー)が違ったら,霞と琵琶湖の違いぐらいに,アベレージが変わってきます。霞で50UPは大変なことですが,琵琶湖じゃアタリマエになっている。
つまりは,日本は霞,ロシア・中国・アメリカは琵琶湖なのです。こういえば,バス釣りに精通している方々ならおわかりでしょうか。あ,琵琶湖に行ったことがない。それは失礼しました。
とにかく,「議論の下になる,共通認識」がしっかりしていないと,どうどうめぐりの喧嘩。アホくさくて消してしまいましたよ。
靖国問題が気になるなら,まずは自分の目で見て来ないと。バスの食害なるものがあるというのなら,自分の目で確かめないと。
子供の頃から読んでいる「釣りキチ三平」は,こういう素朴な疑問に応えてくれていたのだと,三平くんの行動力に深謝するばかりです。