この前に喜多方の地滑りがニュースになっていた。
そのとき僕が得たのは,「地割れが起きるほどのものを地滑りとしてよいのか」という疑問だ。
地滑りは,「感覚的には」大雨などの後に起こるもの。
ところが,喜多方では避難民が出るほどの災害である。
そして僕のいつもの持論;「こういうときは,そろそろなにか起きてしまうような気がする」が大阪で起きてしまった。
不謹慎極まりないと言われるのはわかっているが,いつもそう感じるのだ。
自然現象を解明することなどできない。
したがって,日本人は古来から土地に対して「神」をおいてきた。「地鎮祭」は代表的な「神」への敬意の念である。
欧米での「神」は「唯一神」であるが,日本で「八百万」なのは,自然現象がより複雑だからである。四季折々というほどに。
自然は複雑で,数学のようには割り切れない。そうしたものに敬意を払ってきたのが日本人だった。
そう考えていくと「地質学者」「地震学者」は,とてつもないエゴの持ち主なのではないかと勘ぐってしまう。
わかっていないものをさもわかったかのように話す。
そして,NHKの解説などに出て報酬をもらう。
しかし,肝心な予知などは「科学の限界」と片付ける。
まるで詐欺師ではないか。
そもそも自然科学自体,「自然現象を探求する」という無理を抱えているが,地質学・地震学は大きく「お金」と結びついているのではないか。
大学入試で地学を理科の受験科目にほとんど使えない事実がある。僕が受験生だった30年以上前から変わっていない。
そして,地震大国なのにいつまでも「プレートテクトニクス」論ばかりで,もっと身近な活断層についての言及が不十分に感じている。
活断層の想定が大きく外れたのが,2016年熊本地震だった。
本震が余震のあとに来た事実。
今回の大阪地震がそうならないことを祈るばかりだが,相手は自然である。
とにかく,僕の仕事関係でも関西方面は今日は何もできないことだけが伝えられた。
職員の安否さえもわかっていない。
被害の状況を見ていると,東日本大震災と同様のレベルにあるかもしれない。
とにかく,「お金よりも人命が第一」であることを肝に命じて行動したいものだ。
明日は我が身,なのだから。
以下,ご参考まで。僕とまったく同じ意見です。
地震:科学者は御用学者を追放しよう!