ベイトリールのOHは,よほどのことがない限りセルフで頑張ることになって,早10年近いのかも
07メタマグがすぐにグリス蒸発するので,グリス補充のやり方をプロに直伝してもらった。
その後も,シマノのベイトはすべてセルフOH。中古で初代メタマグを買ったのは,もう6年も前だろう
ダイワに乗り換えたきっかけは,なんといってもバックラッシュの少なさ。SS-SVを買ってみたら驚いた。カタログ通り,スモラバからビッグベイト(自分は投げないが)までたしかに使えるものだった。
SS-SVも,通算で4台ぐらい購入した記憶がある。最初がSHの右ハンドル,次がHの右,そしてまたSHの右(魔改造のものでへびんさんに譲った記憶がある),さらに最後にHの左,だったか
いまは一台も手元にない。それは,STEEZ-SV-TWを知ったからである。
あれは台風でポイントが大きく変わる前のメトロリバーだった。たしか4月のIDポイント。先行者がいて挨拶したら,憧れていたSTEEZを使っていた。「いいなあ」なんて言っていたら「使ってみます」とのことで,試してみると「世界が変わった」のが事実。
2019年当時,中古で4万5000円ぐらいが相場で最初はやはり6.3モデル。当然中古なので「シュルシュル」音がするが,SS-SVの繰り返しOHで得た理屈は応用できた。
クラッチカムベアリングが逝かれてしまうからこの音が出る。ならば,直接スプール回転に関係ないからと「グリス圧入」したらこれが大成功。
そして,いまのSTEEZ-SV-TW・3台があるというわけだ。通常1年に1回のOHで問題ない。メンテナンスは毎回だけどね。
ところが,これをSLPに依頼するとこの値段である。
ギヤ交換なしで9000円だと。プロに依頼してもその倍額ではないか ギア交換だと12000円。いまなら中古が2万数千円からあるので,セルフOHをするならありえない代金である。
でも,もっと驚いたのが「ハイパードライブデザイン」採用,21ZILLIONの「ギア交換込み」代金。驚くなかれ,なんと16000円。中古で2万数千円なのに。
このSLPの価格表を見て俄然「16STEEZを使い倒そう」という気持ちになった。24モデルが出ればもっと中古の値が下がるはず(逆にプレミアになるかもしれないが)。
しかし,それにしてもOH代金が高い。いや,たしかに自分でも1台・90分近くかかるのだが...。時給を考えると妥当かもしれないが。
つくづく,お世話になったプロには深謝するばかりである。
そんなわけで,構造上もっと複雑なスピニングをダイワにすることはない。スピニングは維持費を考えてもシマノ一択,というのが僕の偽らざる気持ちである。