ふとフリマを見たら「機関良好」なんて書かれていて買ってしまった。
結論からいえば,やはり20年前の機種だった。やはり現行品には敵わないゾ。STEEZと比べると,あまりにも桁違い。ダイワでかなり安価なバスXの新品にも負けてしまうのではないだろうか
売り主に文句はないが,「機関良好」は主観的で,最初僕が回してみると「グリスがない」状態。
プラスチックが割れそうで怖い。
フレームうんぬんは大丈夫のようだが,メインギアが長い期間グリス蒸発状態で使われていた様子。
スプールのBBは生きていたが,メインシャフトのBBが死んでいるし,ダイワの持病クラッチカムベアリングなどもっと「終わって」いた。
もはや個人のレベルで修理できる案件ではない。マグダイヤルも不調というか,マグネットユニットが固着して動かせないレベル。
数時間に及ぶ格闘を経て,プロに依頼することにしてみる。「ダイワは部品供給が難しいけど,できる限りのことをしてみます」という暖かい言葉を胸に待つこと3週間。果たして,それは出来上がってきた。
なんと,マグホルダーが壊れていたのを自作で修理してくれた。まさに神業だ。G(=GOD)の仕事だ。
何度も助けてもらっているが,「部品再生」して「使える」レベルにするその技術力,とても素人の僕が及ぶものではない
部品がないから修理できないというのがメーカーの言い分だが,普通の業者でもそうだろう。だが,もはや彼はGODである。いや「G」なのだ。
そして蘇ったTD-Z。現行機種同様とはいかないだろうが,適切な修理とOHにより復旧した。これで実戦投入できる。ちなみに,純粋な修理代金はなんと税込み2200円。Gの仕事レベルの高さが如実にわかる金額だ。
これこそ,「本物の」SDGsである。大事に使っていこう。本当にありがとうございました!!