このニュースはずいぶん前から知っていたが,またもや加藤英明が絡む胡散臭い話題である。
僕もバス釣りをしているが,釣り人の抗議はどれもこれも「手前勝手」にしか見えない。
- そもそも用水路である以上,生態系は語れない。
- 在来種も外来種もない。
- 人間のつくった水路・干拓して出来上がった水郷に,在来の生態系も何もない。
- 水抜きは,バスはもとより,多くの魚類にインパクトを与えすぎる。
- 一方で,水路のゴミを片付けるよいチャンス。
- 釣り人の経済効果を語る前に,汚い水をなんとかしたほうがよい,と普通の人は考える。
- 儲かるのはまたもや加藤英明とその一味。
- 在来種も外来種もない「人工水路」で何を語るのか,滑稽である。
ざっと書き出してみると,事実上「延方水路」と言われる一帯について「在来種も外来種もない」というのが僕の立場。
この問題,潮来市がはっきり示しているが「潮来前川とつないで観光船めぐりができるようにしたい」というだけのこと。要はお金の問題なのだ。
お金の問題と環境問題はまったく噛み合わないのが通例。
正直,苦情言っているというバサーもどうなんだろうと思う。
潮来にしか魚が居ないわけじゃない。そもそも干拓された水郷なので,人間の好き勝手をやってよいとも言える。
実際,よく行っていた水路なんて真冬は干からびて,さらに浚渫もされていた。しかし,それで釣れるようになった場所も多かった。
日本に「原始生態系」なんてものはない。知床半島だって熊野山地だって,間違っても「原始」からの生態系ではない。
生態系は人間を含めたもの。
メトロリバーのように「入漁料」でも払っていれば釣り人も意見がそれなりに言えるけど,はっきりいって釣り人は無力。
一般人からすれば「バス釣りの連中は文句ばかり」という印象しか残らない。
メトロリバーでは,水が綺麗なので水中のゴミは少ない。しかし,河川敷が広いため不法投棄が凄い。凄まじい。
つまり,水質をよくしただけではすべてが改善しないのが水界生態系の難しさ。
潮来というか,水郷全体で「年間入漁料5000円」とか設定できないのか。
霞・北浦が海扱いで「漁業権」について難しいのはわかるけど,「水辺環境協力金」とでもすれば,メトロリバーのように住民とも釣り人同士でも仲良くできるのに。
いい意味で,自分が水郷から離脱したのは正解だったのかもね。
でも,レンギョ・ソウギョ・ヤマトゴイまでも駆除するんだろうな,加藤英明は。そのうち水神様の祟りがあるんじゃないかね