結局OHしてみることに。慎重にネジの位置がわかるように貼っておく。
おそらく最後の16STEEZ-SVを先日中古購入した。OHなど必要ないと思っていたが,万一ここで放置しておいたら致命傷なんてこともないわけではない。
2/23は朝から冷たい雨で釣りに行けないから,久々にOHしてみることにした。
結論からいえば90分・あせらず・老眼と戦いながら,OHは成功した。
まずは,この個体は一度も分解されていないようなので,ネジを舐めないよう・なくさないよう,とくに本体ネジ3本を上記赤丸のように,位置がしっかりわかるよう台紙(付箋)に貼っておいた。
クラッチ分解とレベルワインド分解は面倒なのでここまで。
クラッチを完全分解するには結局レベルワインドも外す必要があり,Eリング地獄。
老眼が進んでいるのと,細かい作業で慣れない部分があるので無理はしない方針である。
肝腎のグリスはおなじみABU純正 かなり前に購入したものだが,しっかり栓ができるチューブタイプなので劣化はない。
あとは,一つ一つ,キッチンペーパーと綿棒で掃除する。古いグリス(茶色くなっているもの)を除去するだけだけど,意外に時間がかかる。
今回は汚れが酷くないのでパーツクリーナーは使わなかった。また,パーツクリーナーを使うと除去するためのペーパーがさらに必要になるしね。
とにかく慌てない。ゆっくりとやる。そして,すべてのパーツを組み込んで,ダイワ「ゼロアジャスター」特有の「シュルシュル」音などないように,クラッチカムベアリングとメインシャフトベアリングは「グリス圧入」した。
組み立ても慌てないこと。確実に取り付ける。ワッシャには順序がある(とくにドラグ部分はかなりの枚数)ので注意が必要。
あらかじめ歯ブラシで汚れを取り除いたメインギアはやはりまったく問題なし グリスを筆で一回り塗って,組み立てだ。
90分で完成した。でも,次は2年後にしたいね(笑)。趣味というよりは義務っぽい。
手持ちのベイトリールがすべて同一機種になったため,OH手順はすべて同じ。たぶん,20回ぐらいセルフOHしているが,2023年GWの釣りで「砂まみれ」になったときはプロ(セクシーダイナマイツ・加納さん)に依頼した。自分で考えたら洗浄手順があまりにも大変なのと,5月は繁忙期でやる気がしなかったからである。その個体は当然それ以降OHしていない(注油や磨きといったメンテナンスは釣り人の義務だと考えている)。
最後にWAXをかけ,机を雑巾で綺麗にする。
出来上がった個体は「巻感ちょい重め」だが,1回使えばグリスなど馴染んでくる。そもそも耐久性を重視しているので「クルクル」回ることに意義を見出していない。
さて,これで当分はOHしなくていいはず。くれぐれも「釣れて興奮して」水没,というパターンだけは避けないとね(笑)。