今月発売されていた『ルアーマガジン』を立ち読みした。表紙からして「期待値ゼロ」だったが。
その通りだった。
雑誌のインプレが「広告記事」であるのは周知の事実。けしてヤバイことなど書かずに,うまく書いている。
ベイトリールの比較に関しては,そもそも「カテゴリー」が違いすぎる。ダイワがZILLION-SV,と来ればシマノならDCモデルのメタニウムであったり,DCのSLX-XTなんかでないと「ジャンル」まで違って比較が無意味なのに
ZILLIONについて「誰もが同じ飛距離」と評したのはその通り。それが「SV」の意味であるから,そこはまあいい。
比較対象にされたメタニウム・シャローエディションなんて,要はベイトフィネスモデルじゃないか。ZILLIONと比較するなら,同じ価格帯という比較よりも重要な「糸巻き量」「用途」が重要だろう。
スピニングも然り,竿も然り。1610Mをこれ以上流行させて何が楽しいのだろう それも価格が違いすぎている。なぜ,一番売れているZODIASが比較対象に入っていないのだろう
晋遊舎発行の『家電批評』を読んでいると,本当に「釣り雑誌」は広告タイアップ記事になっていて,まったく役立たないことがわかってしまう。アブのゼノンに対して一所懸命ヨイショしているが,店頭に並んでいないような商品をそもそも比較対象することなど愚の骨頂だ。
そもそも,釣りに関しては非常に個人のスキルと好みが左右される。したがって,どんなに他人がいいといってもそれは異なる。ZILLIONはいいリールだが,STEEZを使ったらやっぱりSTEEZの方がいいと感じるのが自分。とにかく軽くて強い。飛距離は同じ。中古で買って自分でOHすれば価格はかなり安くなる,という条件つきだけど。
そういえば,一平じいちゃんが言ってたっけ。「竿は,棒切のように扱え」って。しかし同時に「大事に扱え」って。間違っても床の間に飾っておいてはダメなんだと。
『釣りキチ三平』読んでないんじゃないかな,この雑誌の編集者達は