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https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20221218k0000m010092000c
草津に行っているときに見てしまった,残念な記者会見。
一言で言えば,終始「岸田の気持ち」を語っただけ。客観的にどうなのかという視点が抜けていた。
北朝鮮,ロシアの脅威などというのは簡単。しかし,第二次大戦の頃「鬼畜米英」として臣民を戦争に暴走させたのも,ときの内閣であり軍部である。
日本に足りないのは「合理的思考」。世界は合理的かどうかだけで判断する。いうまでもなく米国に「感情が優先」されることはない。
バス釣りで例えればもっとシンプルで,スピナーベイトという合理的「すぎる」ルアーがある。根掛かりほぼなし,ハイスピードで展開可能,一方でじっくり探ることもできる。まさに「合理性の極致」であるルアーが生まれたのも,バスがアメリカの魚だからだろう。
国民が支持しないのは岸田そのものでなく,岸田の政策。「来年検討する」財源などまったく無意味。
自分が会社で「この企画の予算は,売れてから考えます」なんて提案したら「お前は,いい加減にしろ」と一括されるだろう。いや,普通の企業はどこだってそうだ。
銀行から融資を受けるときに計画書の提出を求められる。そこに「来年検討する」なんて書くだろうか
たったこれだけのことなのだ。
なにより,日本は絶対に戦争をしてはいけない。それは資源がないからである。第二次大戦のときと同様,資源がまったくない。
いざとなったら,石油資源しか頼るものはない。太陽光発電でICBMを飛ばせたり,ジェットエンジン稼働可能なら,それは東京都知事に先見性があるということになろうが,そんなことはいまの科学技術ではありえない。太陽光パネルのほとんどが中華製であり,これを義務化される企業(ここも重要)はたまったものではない。
さらに,人的資源でも日本に徴兵制がない以上負け戦決定だ。まさか技能実習生を転籍させて自衛隊に追いやる,などと考えているのではないだろうが...。
繰り返すが,負けるとわかっている戦争に日本は加担してはいけない。北朝鮮がどんなに劣悪でも会話を諦めてはいけない。対決姿勢・強行姿勢など,ユーラシア大陸にケンカを売るのはどう考えても明らかに負けである。
岸田には猛省を促す,というのが支持率低下の理由だろう。増税財源を明示する・時期を明確化する,なにより和平の道を諦めないことを,少なくとも僕は求めている。