こちらも25巻。
最近はマンガ読書がかなり多いが苦痛ではない。何しろ楽しみにしているのだから。マンガ週刊誌を買わずに単行本のみ購入するのは,無駄な出費を抑制したいからだけど。
実際に櫂がアメリカに行っているからわかる感覚。それも重要。
「アルキメデスの大戦」は,要約すると「戦略とは何か」を語るマンガだと思う。
日米協定しかり,海軍・陸軍との交渉しかり,すべて主人公の主軸は「最善の戦略はなにか」で進められているように思う。そして,なにより「お金の無駄遣いをゆるさない」という姿勢も一貫している。
つまり米国を理解するには演習でも米国の立場を理解するということ。
一連のコロナ騒動で,日本は相変わらず大東亜戦争のときのような「精神論」にて対抗措置を語っていた。そしてすべて無駄だった。
「コロナに打ち勝った証でオリンピック開催」なんて,いまでもヘドがでる言葉だが,日本はいつになっても変わっていなかった。
米国の経済成長率が凄いのは,いうまでもなく「国力の差」だが,その「差」が「考え方の差」からくるということを,評論家はなぜか語らない
バス釣りをしているだけで,「アメリカという国は,合理的で戦略的だからこそ,バス釣りをするのだ」と思えるのに。
ルアーでも,とくにスピナーベイトなど合理性の極み。自身も大好きなルアーだが,ことメトロリバーでは出番がないだけなのだ。
この後どうなるのか。
それにしても三田紀房である。
ブレインがよいだけではこんなに話が続かない。
今後も見逃せないということだけは言えるだろう。