あのクロダイ1匹が僕を海に引きずり込むかと思ったが,またメトロリバーに行ってみると意外に燃えてくるのがバス釣りへの情熱。
見えていて釣れない魚がワンサカ居る。その事実。時間帯なのか攻め方なのか。
2018年に「見えた」と思った釣り方では通じないようだ。
だが,振り返ればこの連続が僕の釣りへの好奇心を絶やさない。
もし毎週連発したら楽しいに違いないし,事実今年も2-3月はそういう時期がたしかにあった。
だが,あまり釣れない(釣りにくい)時期こそ重要なのだと思っている。
「巨人の星」を観て気合を注入したところだ。
「打たれまい,打たれまいとしてつくった姿勢ほど脆いものはない」「打たれて結構,一歩進んで打ってもらおう」という大リーグボール1号開眼(かいげん)秘話も,大好きなエピソード。
いまの僕は「釣ろう,釣ろう」とし体も思考もガチガチなのだろう。それでも運良く釣れた魚が居る。どんなに小さくてもそれはきっかけ。
クロダイ釣りもオフシーズンがないという。ならばちょうどよい。
釣ろう,釣ろうという意識を捨て「理解しよう」と努めて行こう。
実際,海でも川でも,岸辺の生き物・満ち引きなど,何年経過してもワクワクする心は変わっていないのだから。