マクロスはしっかり見逃したオレ。オーガスを見てマクロスだと勘違いしていた。
アオイホノオも実に21巻。第1巻が2008年2月10日発行であるから,もはや11年も経過している超長期連載。30代だったオズマが50代になってしまうという時代の流れがあるにも関わらず,漫画のなかは1980-1982年と,実に3年ぐらいしか変わっていない。
無意味なセリフが好きだ。
島本和彦の悩みがわかるようになってしまった。
そう,それは新聞で記事を読んだのだ。島本和彦がかつらをかぶって,なんでも他の仕事をしているとのことを。たしかダスキン関連の社長さんらしい。
だが,いまでもマンガは少しづつ描いているらしい。僕はこの作品以前の島本和彦を知らないに等しいが,さまざまな事情があり,マンガが副業のようらしい。
会社で漫画好きの女子が居たので「アオイホノオ」を貸してみたことがあるが「何いってるかわかんない」と返された。青春時代のオズマなら「この馬鹿者」などといったかもしれないが,時代は変わっていたし,僕も変わっていた。冷静に「それではまた」となっただけである。
そういえば,メトロマンガ歴史家であるA澤さんからかなりマジメなメールがくるときがある。釣りの自慢メールでは驚かないが,いわく「漫画史をもっと極めよ」とのことだ。至極まっとうなご意見に深謝するが,これ以上釣り以外に関わっていくと「なにか大変なことに」なりそうだ。
これは,7/20にお会いしたシーバスアングラーが25歳だというときの驚きと同じである。25歳というと,実社会に出て数年。ある程度の稼ぎが出てきて,どんどん釣りにふけってしまった自分を冷静に見ることなどできなかった。そんなオズマの過去があるだけに,もう,釣り以外で「あまりにも」というのはソロソロという感じなのである。
さすがに50代となったいま,落ち着いて釣りにあたりたい。20代のような「夜討ち朝駆け」などできない。島本和彦もそうなのではないだろうか 20代とは異なる自分。会社をもつようになった自分。名声を得た自分。そういうしがらみと「勝負する男」なのだというのが上のコマなのだろうが,他人からすれば「もはや常人でない」のが「言っている意味がわからん」のセリフなのではないか。
ただし,常人でない,たとえば「空手バカ」であればこそ話題にもなるし寵児にもなり得る。常人を超える釣りキチとしての僕の人生は,まだクライマックスではない。
なお,A澤さんには「漫画史」「釣り」「教育」ネタでブログを開設してもらいたいほどである。さすれば「トーマス」との悩みも尽きるであろう(意味不明)。