「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県伊良部島  『 黒浜御嶽 』

2013-02-01 00:53:37 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所



産土神 ( うぷすながみ ) を祀る黒浜御嶽






御嶽の前の海に向って拝み(うがみ)をしていた

















伊良部島に渡った目的は、灯台と3つ御嶽 ( うたき ) に行くことだった。
黒浜御嶽は、比屋地御嶽、乗瀬御嶽に次いで3つ目に訪れた御嶽である。

黒浜御嶽は神代に、天神が兄妹を産土神 ( うぷすながみ ) としてこの地に降ろした。
二人の間に子どもが生まれたが、ソレハブフズ ( 役立たず ) という魚であった。
驚いた兄妹神は、そのことを天神に告げると、 「 それは海の生き物だから海に放せ 」 と言われた。
二番目に生まれたのはアバ ( ハリゼンボン ) で、三番目にウナギが生まれたので、
兄妹は心細くなって天神に告げると、天神はまた 「 海に放せ 」 と言った。
兄妹はなんとかして人間の子が出来ないかと思案した。
それでユーナの葉を二人の間に置いて寝てみた。
すると不思議なことに人間の子どもが生まれた。
二人はたいそう喜んで天神に報告すると、
天神は 「 これからもたくさん産んで島じゅうに広め、産土神になるように 」 と言われた。

このような由来があって、子どもが授からない夫婦には、この御嶽で願立てをする。
6月願いには佐和田・長浜の女性は嫁いだ後この行事に参加する慣わしがあるという。

黒浜御嶽に、はるばる内地からやって来て願掛けをしたところ、
子どもが授かったという話を聞いたことがある。


※ 産土神とは、生まれた土地の守り神で、
  イザナミとイザナギとの間に不具の蛭子 ( ひるこ ) が生まれた。
  天神に伺うと、次から諸神を産んだ神話がある。


泡盛 「 琉球クラシック 」

2013-02-01 00:52:06 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒






このところ暖かい日が続いているので仕事がハカドル。
一昨日は床掘りをした発生土を運搬し、
昨日は埋め戻しのチップやクラシャランを運搬した。
2日で16時間ダンプに乗りっぱなしだった。
こんな日は、ビールや泡盛が無性に飲みたくなる。
一生懸命に労働した後のビールや泡盛は格別なので、
仕事が忙しくなると2日か3日に1本のペースで泡盛が空になる。

夕べは、沖縄市にある新里酒造の 「 琉球クラシック 」 を飲んだが、
サラサラっとした口あたりで、舌の上でサッと味わいが消えて行くような感じである。
マイルドでしつこくなく、キレのいい味わいはいくらでも飲めそうな泡盛である。
これは初心者にもお薦めのライトタイプである。

「 琉球 」 を製造している新里酒造の本社は沖縄市古謝にあるが、
工場はうるま市州崎にある。
だが、どちらも金武中城の工業地帯の近くにあるため、
距離にして500mほどの場所になる。




安藤勝己騎手引退

2013-02-01 00:18:38 | 競馬・ボート



2005.9.4 小倉競馬 不知火特別 1着





アンカツの愛称で多くのファンに親しまれ支持された安藤勝己騎手が1月31日付けで引退した。
もっと乗れる騎手なのに・・・
自分のイメージした騎乗が出来なくなったというが、
まだまだ活躍できる引退は、もったいない気がする。
本人が決めたことなので、今は 「 お疲れさま 」 としか言えない。

安藤騎手を初めて見たのは、桜花賞トライアルの4才牝馬特別だった。
あの時のライデンリーダーの末脚は、今も鮮明に残っている。
オグリキャップ同様に、野武士を思わせた。
ブエナビスタやキングカメハメハなど、いろんな名馬とコンビを組んだが、
やはり最初のライデンリーダーが一番似合ってると思う。

彼のゴーグルをしていない写真を探すのに時間がかかった。
2005年と古いが、小倉のウイナーズサークルでの写真である。

野茂がアメリカへ渡り、大リーグへの道を拓いたのと同じように、
彼もまた地方から中央へ移籍し、地方のジョッキーの道を拓いた。
中央競馬サークルの壁などいろんな困難があったと思うが、
それを乗り越えての活躍は素晴らしいものであった。

本当にお疲れさまでした。



彼が騎乗して勝った天皇賞でのレースを詩にしたものがあるので紹介したい。




「 意外なマンボ 」  スズカマンボ



アルゼンチンタンゴ
デルタブルース
スズカマンボ
曲調から取った名前は
リズムとパンチ力を感じさせる

菊を咲かせた
ソウルフルなブルースから
雨の内側スルリと抜けて
盾を射止めた意外なマンボ
今や 時代は
マツケンサンバに
アンカツマンボ
タンゴからブルースへ
ブルースからマンボへと時代が変わる


第131回 天皇賞より




スズカマンボ