
「 フェリーたらまゆう 」 多良間島の前泊港に入港

夜間港に入港することがないので防波堤灯台は設置されていない





多良間島の沖に浮かぶ水納島
宮古島の平良港を出て約2時間で多良間島に到着する。
「 多良間島の灯台を 」 と、思っていたら・・・
「 この島は夜に船が入ることがないから灯台がない 」 と言われた。
多良間島は宮古列島の南西端に位置し、東方にある宮古島との距離は約67km、
西方にある石垣島との距離は約35kmであるが、文化や風習は石垣よりも離れている宮古色が強い。
また、多良間島の北方8kmには水納島がある。
東西約6km・南北約4.3kmのほぼ楕円形をした島で、
面積は約19.75km²で沖縄県の島で11番目の大きさである。
隆起サンゴ礁からなるため、島全体が平坦で山や河川はない。
最高点は北部にある八重山遠見台の34.2m。
島の周囲は砂浜に囲まれ、サンゴ礁が発達している。
人口は約1300人が暮らす島である。
島のほとんどが耕作地で、サトウキビ栽培や肉用牛の飼育が行われており、
特に黒糖では単位面積あたりの収穫量が沖縄県内で最多となっている。
一方で漁業はあまり盛んではなく、近年まで漁港整備も進んでいなかった。
なお、リゾート開発が行われていない等、観光産業は発達しておらず、島を訪れる観光客は少ない。
今回、行きも帰りも乗船客は10人足らずであった。
島の名産品には黒糖やヤギ料理、ぱなぱんびん・うーやきがーす・たらまんぼーなどの菓子がある。
また、近年は島で昔から作られてきたササゲ(島では黒アズキ、黒豆などと呼ばれている)の栽培が
盛んになってきており、「たらま黒豆」として販売されている。