中峠へ向かう道
中峠手前にある大平山登り口
中峠までの道をふり返ると自分の足跡だけがついていた
土の上には鳥の足跡がついていた
広谷湿原からの眺望
広谷湿原の入り口
雪の広谷湿原
雪の広谷湿原の一望
雪のため途中で車を停めて中峠を目指して歩くこと約30分。
誰もいない一本の雪道を進むのは気分がいい。
冷たい風も歩くと体温が高まって丁度いいくらいだ。
左に大平山の登山口を過ぎて中峠を越えると
右側に広谷湿原が広がる。
広谷湿原は、青龍窟から西に600m、平尾台自然観察センターから東に2500mの位置にあり、
北九州国定公園内にある、福岡県唯一の湿原である。
キセルアザミ、チョウセンスイラン、ウメバチソウ、サワギキョウなどの
湿原特有の野生植物が自生している。
晩秋の茶色の季節よりも、緑が揺れる春から夏がいいのだろうが、
登山やハイキングの人のいない季節となると、この時季に限られるから仕方ない。
滝不動ドリーネ ( 田代の岩屋 )
独特な空気が漂っていた滝不動周辺
広谷湿原を通って青竜洞に向かう途中の小高い丘の上を見上げると、
花崗岩が貫入した風景を見る事が出来る。
白色等粒状の主に石英・長石からなるアプライト岩脈が見れる場所が 「 鬼の唐手岩 」 である。
この付近は等覚寺の僧侶の修験の場のひとつであった。
この小山の下にある滝不動ドリーネ低部の洞窟は青龍窟へ続いていて、
広谷湿原や周辺の湧水を集めて綺麗な草花を咲かせて流れ込み、
2~3m程度の小さな滝となり青龍洞窟の地下川として流れ込む。
( 基本的には洞窟は複雑な迷路状になっているので、
入洞するには、自然観察センターに届出して経験者同伴でないと入洞できない。 )
そして、かなり水量が有ります。
洞窟の内部には30mくらいの見事な黄金柱があるそうです
明日は、この探訪の最終目的地である 「 鬼の唐手岩 」 を紹介しますので、
お楽しみに・・・