「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

長崎県長崎市  「 2013長崎ランタンフェスティバル・龍踊り 」

2013-02-21 06:24:24 | 日記 ・ イベント



女子高生による龍踊り


























3匹の龍が去って行く








新地中華街会場













長崎くんちの時もそうだが、 「 龍踊 ( じゃおどり ) 」 はワクワクさせる。
あの鳴り物と龍の動きが日本にない独特の雰囲気を醸し出している。
それも今回は3匹の龍が代わる代わるに出て来ては踊り、
「もってこ~い、もってこ~い」の掛け声で
ふたたび、みたびアンコールに応えて踊ってくれたが、
飽きることのない踊りはあっという間に終わってしまった。
いつまでも見ていたい龍踊りである。

龍踊りは、もともと中国で五穀豊穣を祈る雨乞いの神事に始まったとされている。
唐人服をまとった龍衆が約20mの龍体を操り、
雨を降らせようと雲を呼び、月を飲み込もうとする様子を表現している。



北九州市小倉南区 ・ 平尾台 「 鬼の唐手岩 ( おにのからていわ ) 」

2013-02-21 06:22:32 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



冬の平尾台 雪が舞う「 鬼の唐手岩 」









































晩秋の平尾台 「 鬼の唐手岩 」





























遠くから見ると羊の群れに見える石灰岩






どことなく“ゴジラの背びれ”を思わせる「鬼の唐手岩」であるが、
晩秋と冬の姿を紹介しているので見比べてもらいたい。


鬼の唐手岩。おもしろい名前の岩である。
等覚寺の山伏の修験の場のひとつでもあり、そこから名前がきているとも言われている。
鬼の唐手岩は平尾台の東北部に位置する。
青龍窟からだと西側の平尾台方向に20分ほど歩いて登っていくと行くと鬼の唐手岩へ到達する。
鬼の唐手岩は青龍窟の裏側(西側)、広谷湿原の東側、
広谷台の南の突端に位置する花崗岩の岩脈であり、
ゴツゴツした岩が帯状に整列した姿は、ゴジラの背びれを想像させる。

数億年前、平尾台の石灰岩は地下深くにあり、
その時、高温のマグマが石灰岩帯に入り込んだ花崗岩の貫入岩(かんにゅうがん)である。
石灰岩帯への貫入岩は平尾台の数箇所で見られ、ここの他に「鬼の兵古干」がある。
鬼の唐手岩は垂直に地下にもぐりこみ、その南にある滝不動ドリーネを南北に横断している。
滝不動ドリーネ反対側の田代峠の遊歩道の脇にも、
鬼の唐手岩から繋がるその岩脈の花崗岩を見ることができる。
地上に出た鬼の唐手岩は一部オーバーハングした断崖状の岩場であり、
初・中級者向けのロッククライミングのゲレンデにもなっている。


車を下りてから鬼の唐手岩まで、小一時間の散策であったが、
それはワクワクドキドキさせる探訪でもあった。
帰りはほとんど下りだったので3、40分で車まで着いたので
距離的、時間的にもいいコースだったと思う。
今度は新緑の季節に行ってみたいと思っているが、
その頃から蛇が出回るので考えものである。





沖縄県宮古島 ・ 平良綾道 ( ピサラアヤンツ ) 「 カーニ里御嶽 」

2013-02-21 06:20:06 | 沖縄の王墓、按司墓、拝所



















平良は ( ピサラ ) と称し、人の住むにふさわしい地。
綾道 ( アヤンツ ) は 「 美しい道 」 の意味で、それぞれ宮古コトバである。
平良五箇 ( ピサラグカ ) は、旧藩時代の間切りで、
西里、下里、荷川取、東仲宗根、西仲宗根の五村のことである。
この平良五箇の歴史を探して綾道を歩いたものを紹介して行きたいと思っている。


カーニ里御嶽は、荷川取のカーニ里に所在し、カーニ里の守護神が祀られている。
御嶽の形態は中央に30cmほどの角石をイビ(御神体)として立て、
その前方に香炉の代わりに平坦な切り石を横たえ、これを低い石積みでU字に囲ってある。
その後方にはクロツグ、テリハボク、フクギなどの御嶽林が茂っている。

以前は御嶽のサス ( 神女 ) がいて、サスを中心に里人が揃って祈願行事が行なわれていたが、
サスのなり手が途絶えたため、今は各個人で参拝しているようである。

この御嶽には20数mの細い参道が北側、南側、東側に設けられていて、
参道の両脇には苔むした低い石垣が続き、昔の佇まいを今に残している。
また、この地に仲宗根豊見親の側室が住んでいたと伝わっている。
御嶽の西方門にはゾーヌバン(門番)が立ち、
御嶽を挟む3つの道路は緊急時のピンギミツ(逃走路)と言われている。


所在地 : 宮古島市平良 荷川取