後円部からみた前方部
前方部の石室 ・ 後室 ( 中央部にオーブが見える )
石室の前室から見た後室 ( 中央やや右にオーブが見える )
大きな石で支えられている前室と後室の天井の継手部分
前方部の右側面にある石室の入り口
前方部の光景
庄屋塚古墳の説明版
「 庄屋塚古墳の石室内部 」
庄屋塚古墳は、6世紀中ごろに造られたもので、みやこ町最大の前方後円墳である。
小河川の浸食で形成された微高地上に築かれた二段築成の墳丘は、
築造当時85mほどの規模であったと推定される。
墳丘の大きさは、御所山古墳 ( 約118m ) 、石塚山古墳 ( 約110m ) に次ぐ。
6世紀中ごろの古墳としては豊前地方にとどまらず、福岡県下最大級の規模を誇っており、
被葬者は、後の橘塚古墳や綾塚古墳の被葬者に連なる当地域の首長クラスの系譜に属するものと
考えられる。
この古墳の前方部と後円部には、それぞれ石室があり、
後円部の石室は開口していないが、前方部の石室は昭和39年に発掘調査が行われ、
複室構造の横穴式石室が確認されたものである。
前室からは、須恵器の蓋杯14点などが出土している。