大きさもさることながら、枝ぶりも素晴らしい 「 唐傘松 」
こんもりとした丘の上に立つ姿は丘と一体化して見える
唐傘松がある丘の上からの眺望
舞鶴眼鏡橋に向かって走っていると右側に唐傘松が見える。
旧矢部町中心部から国道218号線を馬見原方面に向かい、
車で10分ほどで上川井野地域に入り、上川井野バス停から左へ5分ほど行くと、
小高い丘があり、そこに 「 池尻の唐傘松 」 が見える。
遠くから眺めると、丘の上にポツンと立つ姿はその丘と一体して見える。
その松に向かって細い道をさらに車を走らせ、近くに車を停めて、
草地である丘の上って行くと、どっしりとした雄大な唐傘松が目に入って来る。
その大きさの驚きと美しさの感動でいっぱいになる。
この池尻の唐傘松は、樹齢300年以上の赤松である。
幹周りが約3m、高さが約8mほどで、
かさ状の樹冠の幅は、東西30m、南北20mにも及ぶ広大なもので、
その勇姿は、自然の作りだした美を強く感じさせてくれる。
昭和42年12月には、県緑化推進委員会の保存木に、
昭和53年5月には、矢部町指定文化財に指定されている。
最近は傘松の枝が伸びて葉が地上に垂れ下がってきたので、
樹木保存のために傘松の幹から15m四方を 「 地域指定 」 とし、
立ち入りが制限されている。