「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大牟田の近代化産業遺産 ・  「 旧三池炭鉱専用鉄道敷 」

2013-12-16 05:11:41 | 近代化産業遺産・土木遺産



宮原竪坑櫓のそばを通っていた 「 旧三池炭鉱専用鉄道敷 」














レールは撤去されたが、踏切の部分だけ残っている




この旧三池炭鉱専用鉄道敷は、
当初は三池炭鉱で産出する石炭や炭鉱で使用する資材の運搬、
後には工場の製品・原材料を輸送するために敷設された専用鉄道であった。
官営のころ三池鉱山局によって1878 ( 明治11 ) 年、
大浦坑と大牟田川河口に鉄道馬車を敷いたのが始まりである。

三池炭鉱が三井に払い下げられた後、
鉄道の設計に着手し1891(明治24)年には大牟田川河口の横須浜~平原(七浦坑)が開通。
1897(明治30)年には九州鉄道(現在の鹿児島本線)と直結。
その後、南に延伸し1905(明治38)年には三池港まで繋がっていた。
1909(明治42)年には電化工事に着手、1923(大正12)年には全線電化が完了する。

炭鉱鉄道の本線は大牟田の市街地を馬蹄形に囲み、
そこから枝分かれした支線とともに炭鉱の坑口と主要な工場を結んでいた。
かつて最盛期には総延長150kmにもおよび、
通勤者を運ぶ客車の運行も行っており、沿線には人員乗降用の駅も設置されるほどだった。
炭鉱が閉山した現在は、化学工場の原材料を工場と
JR鹿児島本線間で運搬するのみとなっている。
不要になった路線は随時撤去されているため、このように敷地だけが存在している。



琉球泡盛 「 八重泉 」

2013-12-16 05:10:41 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒







八重山を代表する泡盛 「 八重泉 」は、石垣島でもっともポピュラーな泡盛で、
沖縄本島でも愛飲者が多く、八重山の代表的な泡盛である。
ボクは、同じ石垣でも高嶺酒造さんの「於茂登(おもと)」が好きで、
於茂登ばかり飲んでいたが、沖縄本島では、於茂登を置いている店が少なく、
一般的に石垣といえば 「 八重泉 」 だった。

そんな八重泉を飲んだが、
「 やっぱり泡盛はいいな~。 」 と思う。
八重山のマミヤのかまぼこを当てに飲んだら、もっと旨いだろうな。
そんなことを思うと沖縄へ行きたくなって来る。

そろそろ気温も下がってハブの動きが鈍くなる頃だし、
沖縄の山にある墓場に行くには持って来いである。
来年、1月か2月に仕事の切りが良い時を見計らって墓に行くとするか。




群れなす鳥たち

2013-12-16 05:09:41 | 音楽 ・ 映画








先月、村上仏山の私塾 「 水哉園 」 に行った時のこと、
ここを管理している村上仏山の子孫の方と私塾について話をしていると、
奥さんが、渡り鳥を指さして教えてくれた。
空を見上げると、群れをなす鳥たちが一列に並んで飛んでいた。

あれ以来、私塾と仏山と渡り鳥がセットになった気がするが、
渡り鳥といえば、やはり永井龍雲の 「 渡り者 」 を思い出す。


永井龍雲/渡り者



流れ彷徨い 歩くこの俺に
渡り鳥が季節を知らせる
年の瀬までに帰ってみようか
生まれただけのあの町へ
冬枯れ宿屋の すき間風が
沈んだ心を凍てつかせる
温泉 ( いでゆ ) にでもつかり
疲れを癒そうか

わらぶき屋根に 積もる牡丹雪
思い出される田舎道
誰にも言えぬ 悲しみ背負い
故郷 ( ふるさと ) 後にした俺さ

かわいた口びる 舌でうるおし
冬風 寒く 足どり重い
辿り着く先は 知らない渡り者