
城門が設けられたグスクの入り口

主郭付近の石垣

主郭広場からの城門

壁のようになった石垣

崩れ落ちている石垣

車を停めた貯水タンク

白比川に沿って築かれた北谷グスクの全景
北谷グスクは、金満(かねまん)と称する按司の居城だったと伝えられている。
『 琉球祖先宝鑑 』 には、北谷王子が英祖王の二男としてあり、
英祖王統二代目の大成王、北山世の主・湧川王子、中城王子、大里王子は兄弟ということになる。
また、北谷王子の長男は、金満按司となっている。
組踊 「 大川敵討ち 」 では、慈悲深く、人々から人望のあった北谷グスク按司は、
阿麻和利に不意打ちに遭い、殺され城は落城してしまう。
そして若按司はとらわれの身になってしまうが、
旧臣の村原は、妻の乙樽 ( うとぅだる ) や原国兄弟と力を合わせて、
見事に主君の仇を討ち、再興を果たす。
グスクは、瑞慶覧から発して東シナ海に注ぐ白比川に沿って、
舌状に延びる石灰岩台地に築かれたグスクである。
別名 「 大川グスク 」 または 「 池グスク 」 とも呼ばれており、
一の郭から四の郭まで四つの郭で構成されている。
石垣の一部は切り石加工されているものの、ほとんどが野面積みである。
また、二の郭からは、殿舎跡や円形の柱穴や敷石遺構が検出されている。
北谷グスクへのアクセス
北谷グスクへは、国道58号線を宜野湾市方面から嘉手納方面に進み、
北谷の街中にある北谷交差点を県道130号線へ右折すると左側にある。
街中を流れる白比川と県道130号線の中間に位置する。
軍施設かも知れないが、とにかく公共の施設内にあるので、私道を通って行かなければならない。
ボクは他の車についって行ったので良かったが、ひょっとして許可が必要かも?
駐車は、公共施設の先にある貯水タンクの前の広場に駐車した。