グスク入り口にある志喜屋グスク説明板
グスクに入った右側にある野面積みの石垣
光の下辺りに人骨があった場所になる
入った突き当りの岩壁
グスク内の拝所
志喜屋グスクは、志喜屋集落の北方の国道331号線沿いの岩山にあり、
山石積みの古い時代のグスクの中には共同墓地があり、
今まで雑木の中に埋まっていたグスクで、
グスク発生の問題を解明する重要な文化財であるが、
今でも人骨が出て来るそうである。
ここも、知名グスクと同じようにゾクゾクする霊的な不気味さを感じた。
志喜屋グスクは、 『 遺老伝説 』 によると、
「 往古、本国未だ鉄匠有らず、下志喜屋村に免之大親なる者あり、
七次、私自に中国に至りて交易し、終に兵乱に遭い留在すること七年。
始めて鉄匠を学びて帰る 」 とある。
「 私自中国に至り 」とあるから、琉球王府の派遣の者ではないことは確かであり、
那覇や首里の中央ばかりでなく、
こうした地方からも技術習得のために中国へ渡ったのであろう。
しかも七回も交易したとある。
また、「 終に兵乱に遭い 」 とあるのは、1367年に元が滅び、
明が興ったことを考え合わせると、明の太祖の洪武初期だと推測できる。
志喜屋城へのアクセス
国道331号線を知念方面から玉城方面に向って行くと、
志喜屋集落の道沿い左側に親川商店がある、その向かいになる。
グスク入り口には小さな白い説明板(写真)があるが、
迷った時は近くに志喜屋のバス停があるので、そこを目標に行けば分かると思います。
駐車場がないので路上駐車になるが、
グスクが道に面しているので短時間であれば可能だと思います。
ですが、これはあくまで私感ですので、心配な方はご自分で判断されて下さい。