「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県那覇市 ・ 那覇港のグスク 「 屋良座森 ( やらざもり ) グスク 」

2016-03-08 11:46:13 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



三重グスク ( 手前 ) から対岸の屋良座森グスクを望む








グスクは米軍によって破壊され面影を残していない





屋良座森グスクは、琉球王国の国際港である那覇港入り口を守る南側の砲台であった。
北側には対をなして三重グスクが構えてあり、現在もその痕跡を残している。

屋良座森グスクの造りは、長方形で、石垣の壁は厚く、
四方の壁にはそれぞれ二ヵ所ずつ砲台へ上がる石段があり、
東南の壁にはいくつかの狭間(矢窓)が設けられており、内部は平坦であったとされる。

また、屋良座森グスクは、戦後、那覇港拡張工事のため米軍によって破壊され、
現在は存在しない。

屋良座森グスクは琉球国王の防衛計画のため、
対岸の三重グスクとともに砲台を設置し、海からの外敵に備えた。
1609年に薩摩藩が那覇港から上陸しようとしたが、
二つの砲台の激しい攻撃にあって予定を変更し、
今帰仁間切から上陸して、首里城へ迫ったことからも、
防御価値のきわめて高い砲台であった思われる。


屋良座森グスクへのアクセス
屋良座森グスクへは、現在米軍の那覇軍港の敷地内になっているため、
グスクへは行けないが、対岸の三重グスク付近から見ることが出来る。
駐車は、三重グスクのついでにロワジールホテルの許可を得れば、可能である。



沖縄県那覇市 ・ 那覇港のグスク 「 三重 ( みい ) グスク 」

2016-03-08 09:45:01 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



独立した丘になった三重グスク







ロジワールホテルの駐車場にグスクの看板がある






グスクの中心部にある殿内 ( 祠 )







対岸に屋良座グスクを望む






石垣を残したグスク内






グスク内にある水神 ( 拝所 )




三重城 ( みいぐしく ) は、那覇港入り口にあるグスクで、
16世紀後半に倭寇への防御のため造られたという。
当時は陸から短冊のように島と島を橋で渡すように出来ており、
島の先端には砲台があり、対岸の屋良座森グスクと対で那覇港を守っていた。
そんな島をつないだ橋も対岸にあった屋良座森グスク同様に周囲が埋め立てられ、
姿を変えてしまった。屋良座森グスクについては、
米軍の那覇軍港だったために現在は更地になって、昔日の面影は何も残っていない。

三重城の由来は、「対岸にある屋良座森グスクよりも新しく出来たため、
新城(みいぐすく)と呼ばれていたのが、
いつの間にか三重グスクと呼ばれるようになったという説と、
当時は三つの橋から出来た城だったので、三重グスクとも呼ばれた」という説が残っている。

また、この拝所からは生まれ島から沖縄本島へ出て来た人や
遠く内地へ旅立った人を想う 「 遥拝所 」 になっているため、
ここには多くの人が故郷や遠く離れた肉親などを想って拝みに来ている。


三重城へのアクセス
三重城へのアクセスは、那覇空港より国道58号線を那覇市内へ向い、
明治橋を渡り、次の旭橋交差点を左折して海に向って直進すると
「ロワジールホテル・オキナワ」に突き当たる。
その駐車場から海まで一帯が三重城の存在した場所である。
また、対岸の屋良座森グスクのあった場所も確認できるが、
コンクリートで固められた平地になっている。
駐車は、少時間であれば、ホテルのフロントに行って駐車場の使用を願えば駐車できる。



りんけんバンドが唄う「 ふなやれ 」 の歌詞に三重城 ( みいぐしく ) が出て来る。



ふなやれ - りんけんバンド WOMAD '92



歌詞は、三重城が出て来る2番のみを掲載します。



船ぬ習 ( ふにぬなれ ) や別りぬ習 ( なれ )   
船を知ることは別れを知ること

見送る御万人 ( うまんちゅ ) 涙 ( なだ ) 見してぃ
見送りの人は涙を見せて

名残押 ( なぐぅりお ) しでぃ出船子供 ( んじふなくぅ )
船出の人への名残を惜しんでいる

ミケーン タケーン又とぅんけーてぃ
2回3回と振り返って

童 ( わらび ) ・妻 ( とぅじ ) ・親 ( うや ) かめーりば
家族を捜してみても

ミケーン タケーン又とぅんけーてぃ
2回3回と振り返って

見分きんちかん三重城 ( みいぐしく )
三重城まで来るともう見分けがつかない


※ 「 ふなやれ 」 とは、航海を意味する


沖縄県那覇市 ・ ブラタモリ / オールド那覇 「 御物 ( おもの ) グスク 」

2016-03-08 06:49:41 | 沖縄


























ブラタモリの探訪で久米至聖廟から次に向かったのが、那覇港に浮かぶ御物グスク。
現在はアメリカ軍の基地内にあるため、外からしか観ることは出来ないが、
撮影の時は特別に許可を得て敷地内から放送されたことは興味深かった。
草むらに明の時代の陶磁器 ( 青磁 ) の破片があったのは意外だった。

御物グスクについては、1459年に尚泰久が、金丸に御物城御鎖側職を命じ、
のちに取次職を兼務したという。
このころ那覇港は、江南、南蛮、日本の商舶が泊まる所であり、御物城は賓庫とあり、
諸外国の輸入品や琉球国の輸出品を収蔵していた外務・通産の役割を果たした
重要な役所であったとされる。
しかし、18世紀には廃城となっている。

グスクは、沖縄県の主要港である那覇港内の海中に独立した小丘城であったが、
現在、埋め立てられて明治橋と連結され、米軍の那覇軍港の一施設となっている。
城内はコンクリートの米軍施設があり、破壊を免れた城壁や城門が残っているというが、
米軍機地内であるため、立ち入りが出来なかった。



御物グスクへのアクセス
御物グスクへは、那覇空港より那覇市内へ向けて国道58号線を行くと、
国場川に架かる橋の左側に島のように突き出た米軍施設が見える。
その島一帯がグスクになっている。
撮影は明治橋から撮るか、対岸の道路に停めて歩いて撮るかである。
駐車は、少時間であれば対岸の道路または、明治橋の退避路に停めることが可能である。


第8位 みずがめ座 ・ 今日のラッキーポイント 「 ティーカップ 」

2016-03-08 06:01:11 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

        昨日の日中は ” 暖かい ” を通り越して
        ガラス越しの運転席は 「 暑い 」 くらいだった。
        それで上着を脱いで運転をしていたら、
        上着にガラケーを入れたまま
        上着もろともトラックに忘れて帰った。
        別に誰からも電話はかかって来ないのでいいが・・・
        そんな今日の順位は8位で、
        ラッキーポイントは、
         「 ティーカップ 」 である。

        気の緩みからミスを連発
        気を引き締めて物事に取り組みましょう。


沖縄県那覇市 ・ 那覇空港 「 CHINA AIRLINES 」

2016-03-08 01:17:41 | モノレール ・ 乗り物 ・ 旅客機













CHINAといえば、黄色と赤を想像しそうだが、
垂直尾翼に描かれた梅の花が中国を思わせる。