綺麗なアーチを描く若宮井路笹無田石拱橋
橋の袂にある説明板
登録有形文化財指定されている
国道57号線方面から見た若宮井路笹無田石拱橋
豊肥線と交差するように井路が通っている
豊肥線の鉄橋橋脚も遺産に値する造りである
水路・鉄橋 ( 豊肥線 ) ・国道57号線の3線も貴重
下にある 「 笹無田橋 」 との重橋風景も珍しい
竣工 / 1917年 ( 大正6年 )
設計者 / 工藤虎彦
長さ / 59.0m 径間 / 21.5m
幅 / 4.0m 拱矢 / 9.0m
■ 登録有形文化財
若宮井路は、明治34年 ( 1901年 ) に通水したが、
「 朝地地区 」 に水を流すためには、
濁淵川、笹無田川などの河川を横断しなければならず、
当初、笹無田川の横断は鉄管サイフォン式で行われたが、
大量の用水が勢いよく流れるため、
その圧力とサビに耐えられず明治36年に破裂しました。
その後、木製の橋で通水させましたが、漏水が激しく、
永久的な構造物とするため、大正5年に石橋を完成させ通水しましたが、
5日後に崩壊してしまいました。
そのため再度石橋建設を進め大正6年 ( 1917年 )に、
笹無田川をまたぐ巨大な石造2連アーチ橋を完成させた。
平成8年 ( 1996年 ) に、大分県山間部の歴史的景観に寄与している施設として、
国の登録有形文化財として登録された。
若宮井路笹無田石拱橋へのアクセス
若宮井路笹無田石拱橋へは、豊肥線「JR・竹田駅」より
竹田バス大分方面行きにて約10分。濁淵下車、徒歩2分。
自動車では、竹田駅より国道57号線を朝地(あさじ)方面に約5分。
駐車は、旧国道57号線のトンネル前に安心して駐車できる。