木ヶ津教会は、1962年に平戸の高校の体育館を移築して、
教会の御御堂 ( おみどう ) にしてできた教会である。
そのため、真四角に近い間口の幅広い教会になっている。
その造りが周囲の景色の溶け込んで牧歌的な雰囲気を醸し出している。
殉教者の血を受け継いだ信仰は篤く、
信徒は明治中期に五島や黒島 ( 佐世保市 ) から移住して来た者が多く、
教会の中には永井博士の絶筆 「 十字架の道行き 」 が公開されている。
和紙に描かれたこの 「 十字架の道行き 」 は、
博士が亡くなる数カ月前に病床で描かれ博士の死後、
長崎の浦上教会に寄進されていたものを木ケ津教会が譲り受けたものである。
所在地 / 長崎県平戸市木ヶ津577
教会の保護者 / 聖マリアの汚れなき聖心