拝所の森から一直線に伸びた道
馬場の入り口にある 「 汀間の拝所 」
汀間地区会館
国道331号線を名護から東村に向かうと、
汀間川のヒルギを見ながら汀間集落にある 「 汀間地区会館 」 が左手にある。
そこから集落に入って行くと地区会館の反対側に 「 拝所 」 があり、
その拝所の森から小中一貫校に向かって一直線に伸びた約300mほどの道が、
かつて汀間競馬が行われた馬場跡である。
汀間といえば・・・
名護市の東海岸にある汀間を舞台にした民謡 「 汀間当 」 ( ティーマトウ ) は、
役人と村娘の恋唄として、よく演奏される。
琉球王府の時代、神谷親雲上 ( ペーチン ) 厚詮が、
王府の御用品を収納する役人・請人 ( ウキニン ) として、
久志間切 ( クシマギリ、いまの町村にあたる ) 汀間村に派遣された。
村の美人、丸目加那 ( マルミカナ ) と恋仲になり、夜ごと浜に降りて逢引していた。
それを、村の青年たちが見ていて、はやし立てる様子が歌われている民謡である。