ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

善峰寺

2008-03-26 19:29:09 | 歴史
西国巡礼京都市内で残っていた善峰寺に行ってきました。
地図を見ると京都市内といっても西のはずれで、大阪府との境にあります。東海自然歩道に近いし、大阪府側からは前から行きたいと思っている神峯山寺と本山寺の古刹からポンポン山を通って歩いて行けそうです。前日まで、そのつもりで道順を調べていたのですが、なんと!またまた寝坊!結局、スクーターで出かけました。

行ってみると市街地から、さほど離れていないにもかかわらず、かなり山奥に入った感じの場所でした。名前もほとんど聴いたことが無かったお寺なのですが、JRの「そうだ!京都へ行こう!」のCMになったことがあるらしいので関東の人の方が知っているかもしれません・・・



おっと、ここは西国の札所では珍しく入山料が必要です。仁王門の金剛力士像は運慶作!伝でん・・・

デンはともかくなかなか立派なもん(門)だなぁ~と思っていたら、それも其の筈!あの大奥の桂昌院様の寄進だそうです!パンフレットによると桂昌院との繋がりの深いお寺で、その他の堂宇も桂昌院の寄進のものが多いそうです。

本堂で朱印を貰ってからグルッと境内を巡拝しました。ここはちゃんと参拝順路までありました。



さすが桂昌院ゆかりのお寺なので、銅像がありました。
お犬様が・・・悪名高き「生類憐みの令」もイメージとは趣旨が実際は違っていたようです・・・


↑桂昌院霊廟

境内の一番日当たりが良くて見晴らしの良い場所にありました。お墓に言うのもなんですが、なんか好感の持てるお墓です。本当の霊廟は関東にあるそうで、ここには遺髪が納められているそうです。


奥の院とされるところに薬師堂があり、桂昌院の両親が祈願したとされる出世薬師(今さらですが逆玉を・・・)があるのですが、その脇持の十二神将がちょっと笑えます・・・



古いところで言うなら「ガキデカ」に出てくる犬にソックリです!


↑経堂と多宝塔

小さいながらも経堂と多宝塔があります。多宝塔は重文です。経堂の手前には咲いたらさぞかし綺麗だろうと思われる桂昌院お手植えといわれる大きな枝垂桜があります。お手植えって!?桂昌院は江戸に行ってから京都に戻ったことがあるのでしょうかねぇ・・・?多宝塔は桂昌院が幼少の時にもあったはずなので、今と同じものを見ていたはずです。


↑「遊龍の松」と言うそうです。これ全部が一本の木です。長すぎます・・・



おまけ



狛犬が獅子なのは分かるけれど、これは如何見てもカタカナのライオンでしょう・・・
そういえば雌ライオンの牙にイボイノシシの骨が挟まり、餌が食べれなくなって死にかけていたのを助けたというのを昔テレビで見たことがありますが、それに似ています。


善峰寺散策グーグルマップ
コメント
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