京都水族館。
開館1年と少し経ち、ケープの繁殖が順調です。
7月2日に見たファミリー。上半身だけモフモフ幼綿羽が残ったヒナが2羽いました。
左で足の付け根を掻いているのがお父さん、こちらにハラを向けているのがお母さん。
お母さんは、中でヒナ2羽からのおなか空いた攻撃に献身的に応えていました。一段落して、息抜きに出てきたようです。心なしかやつれ顔?
お父さんはずっと入り口番をしていました。こちらも、ちょっと休憩みたいですね。
左側のヒナは、よちよちと出てきて、ここで固まったまま。さっきまでピッタリとくっついていたお父さんが離れちゃったので、心細げ。
そして、巣穴の中のヒナ。覗きに来たよそのおばさんを追い払おうとしています。
なんとも愛らしい姿ですが、猛烈に威嚇している、はずです。
よそのおばさん、「いや、ナマイキやわこのコ」と言っているみたいな・・・。
撮影中はただのもやもやに見えたのですが、こうしてみると、巣穴の奥の壁に絵が描いてあることがわかります。
「倒木の向こう側にも穴が開いていて外の草地が見える」図柄ですね。芸が細かいこと。
ここは岩山のてっぺん。
特等席の巣におさまっているペアは、先頃ヒナを独り立ちさせたところです。
そういう目で見ると、ちょっと疲れた感じ?
5月に見たときは、ハラの下にゼッタイ何か隠している様子でした。
その後ペン友さんから教えていただいたところでは、ほわほわのヒナがいたのです。
ほらみなさい、やっぱり。
そのヒナは、5月生まれ。ただ今バックヤードで採餌訓練中。まだサカナを見ても食べるものだとはわからないのですって。
クチバシをかぷかぷしたスキに、サカナをするりと押し込んでやるのだそうです。根気のいる訓練ですね。
この若鳥が、てっぺんの巣で産まれたコドモです。
てっぺんの巣にいたヒナはどうしてますか?と尋ねたところ、バックヤードで採餌訓練中とで元気にしているとのこと。
さらに、連れ出していただけました。すごいサービス!
抱っこで登場した若鳥、真ん中あたりに下ろされるとキョロキョロしていましたが、すぐに坂を登っていきました。
この写真の左の方に見える坂道です。
自分が生まれた巣を覚えていたようです。
中に入ってみましたが、ご覧の通り、この時は親たちがいませんでした。
留守とわかると、「な~んだ」という感じで、トコトコと坂を下ってきました。
もし両親がいたら、どうしていたでしょうね。
水面に浮かぶケープ。ハラが銀色に光っています。
5月に催事訓練中だった姉弟ペンギンの姉ちゃん紫紫は、すっかりたくましくなりました。
写真の亜成鳥は別ペンですが、紫紫ちゃんもしっかり泳いでました。
そして、水中給餌では大人に負けずにアジをゲットしていました。
ほんとうにペンギンの成長は早い。