真夏のイワトビ亜成鳥、油壺マリンパークです。
つい先頃までもふもふヒナだったザビエルちゃん。
首筋背中側にちょこっと残った幼綿羽がキュートです。
まだ泳げないそうですが、プールには興味があるようですね。
そしてお食事訓練中でもありました。飼育員さんが指でクチバシを開けて、「これがゴハンだよ」と教えながらサカナを飲み込ませていました。
やだやだやだ~!と抵抗はしてみるものの、口に入ったサカナは素直にごっくん。
近くに親らしき個体は見当たらなかったので、ちゃんと巣立ちしたのでしょう。野生なら自分でサカナを捕らえなければ生きてはいけません。
それに比べれば楽勝なお食事、早く慣れなさいね。
プールのアクリル際で押し合いへし合い。
よくある行動ですが、3羽とも亜成鳥なのがスペシャル、だと思います。
彼らはクレイシ仲間。ほわほわのヒナだったときに、固まって過ごしていたそうです。
巣立ちしても、幼なじみは居心地がいいのでしょう。
ザビエルちゃんは、まだ泳げないので仲間に入れません。
早く一緒に遊べるようになるといいですね。
イワトビのクレイシにはもうちょっといたんじゃ?
そう思っていると、ぴーぴーと声が聞こえてきました。
声の主は、ここ。屋内に留め置きとなっているサブローちゃんが、おなかすいたコールをしていたようです。
ザビエルちゃんよりも小柄ですが、幼綿羽の残りはありません。
このときは仮フリッパーバンドもつけていませんでした。
元気いっぱい、プラスチック網によじ登ろうと、果敢にアタックしていました。
給餌風景です。
オトナに遠慮しつつも、「うちも~」とやって来た亜成鳥。
飼育員さんの手元を見つめる横顔が、サカナへの期待感を表しております。
左上に見える無関心亜成鳥は、ザビエルちゃん。
「暑うてかなわんわ~」と言いたげなクチバシの開き具合がカワイイです。
実際この日は暑くて、私などプール脇のヤシの木陰からほとんど出られないほど。
換羽に入っていたり、この写真の彼らのように換羽が近づいた個体がほとんどでした。
イワトビ諸君、しっかり食べて換羽を乗り切るべし!