Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

クロムベルクからの帰路

2024-05-14 | アウトドーア・環境
クロムベルクから返ってきて疲れた。理由は定かでないが、例えば帰路のアウトバーンがダルムシュタットから閉鎖されていて、ハイデルベルク方面へとアウトバーンを遠回りに繋ぐことになって、走り難かったこともある。そして車もガタガタするようになって来ている。早く乗り換えたい。

クロムベルクのアカデミーの建造物は完成していて、地下駐車場もそこへの連絡通路も分かった。最大の問題点は支払い機が一機しかなくて、行列となることだ。20分以上時間を費やしたので、出庫は22時10分になった。19時45分始まりの室内楽音楽演奏会としてはなぜか長丁場になった。

フランクフルト周辺に住んでいる人でも日曜日の夜中に帰宅は辛いだろう。その多くは年金生活者としても月曜日が辛い。

また、ホールの戸外バルコンも完成していてそこで休めるようになっている。これも前回は完成していなかった。そこからは終着駅の線路止めが見える。一寸独特な雰囲気は、上の幹線道路の横のベルリナ―プラッツの駐車場に停めた時には分からない感じである。また谷なので水が側溝を勢いよく流れている。

因みにその手前にドイツェバンクがあって現金を下ろした。今は郊外の支店が閉鎖になって行っているのだが、流石に本拠地に近いだけに、恐らくまだジレットブラウン社などがあるので十分な流動資金が動くのだろう。

フランクフルトのインターチェンジまではアウトバーンはななく信号も四つほどあるのだが、あれがなければ飛ばせる筈だったのだ。ワイン街道とは所要時間80分近くはみておかないといけない。

車は四時間以上駐車したので10ユーロ徴収された。ミュンヘン並みである。但し連絡通路があるので、天候が悪くても足を濡らさずに構内を座席まで行ける。今後ちょくちょく出かけたいと思っているので、これらはとても重要である。当方がガレージからスクエアーを歩かないけないので濡れるのだが、それは仕方がない。

また駅までの間にヴィーナーハウスというホテルがありそことも地下で繋がっている。地階にはカフェテリアもあって、使いやすいと思う。もう少しスクエアーの植林が大きくなれば夏も気持ちよくなるだろう。

細かなことを言えばまだまだ改善していくことはあるのだが、先ずはアカデミーを越えて特にここを本拠地とする欧州室内管弦楽団の定期などで有料の稼働率を上げて行けばホールとしてもよくなるのではなかろうか。

車まで通うことを考えればアクセスの道の信号待ち数が減ってくれればと思う。ドイツとしては余りにも多すぎる。



参照:
基礎となるのは環境 2022-10-04 | アウトドーア・環境
ピアノ付きの演奏会アリア 2022-10-07 | 女
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眼を開けていられない日々

2024-05-06 | アウトドーア・環境
久しぶりに疲れた。同じように疲れたのは昨年の復活祭楽劇「影の無い女」最終日である。共通しているのはスポットライトの光を近くに感じて、前夜から血圧の上がるような興奮状態にあったことだろうか。それについては改めるとして、そういう状態になると最早舞台を眺めていても眼を開けていられなくなるのである。眠りに落ちるというよりも眼が痛いという感じになる。車を運転しているならば停車してひと眠りしないといけない。

春にシュヴェツィンゲンに向かうのは久しぶりで十何年ぶりだろうか。コロナ期間中は特別に秋に延期になっていたので安い席が入手出来て何回か愉しんだ。春には出かけなくなったのは五月はアウトドア―スポーツに大忙しで出かける暇もないからである。更に衣装も暑すぎる時もあって面倒だったからだ。要するに一番いい季節なのに無理に着繕うのが面倒だった。

そしてやはり陽光がいいと今日の様に眠くなる。その前にシャワーが通ったりしていたりして摂氏20度程と丁度いい気温であったが、若干湿気ていた。家を出る時からして、春の祭りで交通規制があったりで面倒だった。こういうのが春の催し物からは遠ざける。

それでも最短時間コースの為に大周りをしてシュパイヤーからホッケンハイム、ヴァルドルフへとアウトバーンを三つ乗り継ぐと49km程を40分ほどで到達する。

敢えて会場のロココ劇場に近い方の駐車場に停めたのだが、カードで支払えるかどうかで若干迷ってしまった。結局正門近くの駐車場の満車でそこに停めるしかなかった。カードで7ユーロ50セントも支払った。田舎の戸外にしては高価な駐車場であるが、庭園を訪れる観光客などが多いので観光地価格である。

秋とは違って趣はないのだが、やはりデートコースには悪くはないのだろう。この季節の欧州は何処に行っても素晴らしいが、都市の近郊にはいいところが多い。日曜日であっても休みシーズンでないからか、渋滞もなく、人出も限られていた。

今は何処を車で走らせても新しくなったらここはどのような感じは走れるだろうかとどうしても想像してしまう。走りの滑らかさが違うだけでなくて、自動運転が出来るところが多い。まだ目を瞑っては運転できないが、道路の運行の自動化が進むと寝ていても問題が無くなる。

来年にマイナーチェンジで発売されるSクラスメルセデスは時速90kmまではハンドルを握る必要がなくなるようで、全自動化に大きく近づく。欧州全域であると時速130km迄の自動化がなされれば、目標に近づく。

ここいらで運動量を上げて行こうかと思っているのだが、その過程で疲れて仕舞って机に向かってモニターを観ると眼を開けていられなくなる日々が続きそうである。兎に角先ずはぐっすりと就寝したい。それからである。



参照:
縦に積まれた味わい 2024-05-02 | 雑感
モーツァルト所縁の劇場 2022-05-21 | 音
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環境音への考慮

2024-05-03 | アウトドーア・環境
自動車のサウンドで気が付いた。メルセデスの最高級車マイバッハに迄採用されているブルメスターオーディオシステムのことである。採用されたのはブガッティーやポルシェに続いて2009年からのことらしいので、全く知らなかった。ギターのアムプから初めて大した製品を作っていた訳ではなさそうだが、今どれほどの売り上げ規模かは調べないでも分かるが、百人の従業員を抱える有限責任会社である。

売りは3Dから4Dであると分かると、その技術的な背景が分かった。3Dを研究していて卒論作成を手伝ったバーゼル音大のサウンドデザインの人がそのものベルリンで仕事を始めていたのを知っている。恐らくその仕事が製品化になっている筈だ。名刺での名前はこの会社ではなかったと思うのだが、全くそのものの研究だった。

四半世紀前のことなので既に50歳に近くなっていると思われるが、クラインバーゼルの路地で拾ってから近くの下宿に行くまでの間に、今は学生で車もないけどと話していた。さぞ大成功して素晴らしい車を走らせていると想像するが、正しく運転席で仮想の音響場を完成させているだろう。

同時に三人が乗っていれば各々がそうした仮想空間を同時に体験できるという基礎的な研究でもあった。こちらの関心事はそうしたフェークな空間を創出させることにはあまり関心がなく、そして今回の車の批評にも後部席と前ではその迫力が違うというのもあった。勿論そのPA的な音響再現には椅子に幾つも埋め込んだ振動体でバスのボディーソニック効果を加えるとそれが4Dとなる。批評にもあったようにこうした車のオーナーが後部座席でクラシックを聴くとなると百万円もの投資はその価値に至らないというのが正しいだろう。その様なことは上の彼の研究から分かっていた。

しかし引き続き興味を持っているのは、音の認知に関してであって、その仮想空間はノイズキャンセリングを用いても全く容易には解決されないという問題である。例えば車内音だけにおいても風切り音と低域のエンジン音を防音ガラスで抑えても車外音の存在自体がエンジン音も遥かに大きい航空機とはまた異なり環境の一つとなっている。

古いディーゼル車のような音の四気筒エンジン音を防音グラスで抑制しようとしても高速で吹かすと嫌な音が乗る。それを誤魔化すことと、上のオーディオ装置が組み合わされているのである。だから迫力があるのだが長い旅行で振動を伴う音が煩わしくなるという批判もあった。

ダイムラー社が何を考えたか。このオーディオシステムをエンタメ主要要素の一つと位置付けて、ディスコのような音に合わせたカラーリングとも組み合わせた。現在のSクラスのインテリアなどを見ると益々質が悪くなっていて、北米や中華市場に合わせたようなところも窺われる。

雨音を抑えると同時にオーディオサウンドの外部へ漏れを防止する防音グラス自体には興味もあるのだが、上のシステムと組み合わされていて、更にエンジン音より先の排気音の作り方等にとても疑問が残る。その背景には欧州では最後のハイブリッドという打ち上げ花火的なものもあるのだが、環境音を考察するとコンセプトの危うさを感じさせる。



参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
夜の歌のレムブラント 2022-10-22 | 音
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しっとりとした旧市街風景

2024-03-17 | アウトドーア・環境
土曜午後はハイデルベルク行だった。復路は50分も掛かっていないのだが、道路事情から若干遠のいている。マンハイムへの橋が補修中であることが一番のネックであるが、南回りのスパイヤー経由のアウトバーンも工事していたようだ。特に往路は買い物客もあってマンハイムを抜けるのに判断を誤ると渋滞に巻き込まれる。幸い勘が働いて、問題なく抜けれた。

そうなると早めの12時30分に出たので、ハイデルベルク旧市街到着が13時8分と出た。それならば南に数キロ離れたライメンの醸造所に行ける可能性が出てきた。講演会が始まるのが14時で五分前に来ないと席がないと書かれていたのだ。

アウトバーンから醸造所へは少し迷ったのだが、迷った経験を活かして18分ごろに入れて、22分には清算していた。地道で10分ぐらいいけるが15分見ていた。ナヴィを利かしても結局工事閉鎖で迷って、幸い土地勘で、13時45分に車庫入れした。なんとか間に合ったという感じだった。

駐車場は敢えて、一番近い図書館を外して、主催者が最初にあげた劇場のそれにした。理由は一ユーロでも安いことがあるが、やはり夜間料金などでお得になるのだろう。今後のことも考えて初めて使ってみた。道を横切っての入車は記憶がなかったので初めてだと思う。

因みにリーダーアーベントが終ってからは一時間半ほど時間があったので、劇場の前も通てみた。以前出かけた寂聴と三木稔が来ての初演の時は借りの場所であったので入った覚えがない。こここそがシュトッツガルトの音楽監督マイスターが最初に音楽監督をした劇場であり、またライプチッヒのカペルマイスターに出世して仕舞ったネルソンスやミルガやマルヴィッツが修行した劇場である。

講演会の内容は改めて纏めるとして、終って一時間程時間があった。先ずは手洗いに行って、コーヒーを飲んで、2ユーロでプログラムを購入して、ただの舐めラムネを食べた。プログラムにテキストが記載されていたので初めて目を通した。それでも前半分で、後半分は休憩時間に置いておいた。

ゲルハーハーのリーダーアーベントは予想以上に充実していた。これも見直していかないといけないが、会場は昨年の演奏会時には上階であったが、平土間も決して悪くはなかった。大学の現役の大講堂でこれだけの音響の会場はどれほどあるのだろう。広さが異なるので簡単には比較できないのだが、旧講堂とこちらの両方を使うとソロから室内交響楽団迄は全く問題がない演奏会が可能となっている。

ハウプトシュトラーゼで少し座ってから、テオドールブリュッケの写真を撮ったり、大学の食堂を覗いたりして、劇場の前を通って、講堂の裏口から入ると結構適当な時刻となっていた。お昼は少しパラついたのだが、その後は正常化して、穏やかながらもネッカーの少し湿り気があるような街の空気は冷たい感じになっていた。やっぱりケムブリッジなどにも似ていなくはない。



参照:
小恥ずかしい音楽劇仕分け法 2010-06-06 | 音
お家芸の指揮棒飛ばし 2023-03-26 | 音
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異議申し立てを提出

2024-02-16 | アウトドーア・環境
バレンタインに走る時に写真を撮った。最初は街道筋でいつも最初に気が付く木を写すのに車を走らせたが、谷に下りて戻って来る時に有名なイエズイーテンのアーモンドというところが咲き乱れているのに気が付いた。

今迄それがこれだけ早く咲くのは気が付かなかった。なぜかは分からないが、やはり本年は条件が違ったのかもしれない。だからワイン地所では今盛んに葡萄の枝の仕付けが為されている。蕾がつくまでには終えないといけないだろう。

未だ灰の水曜日過ぎなので早いのだが、もう一度来週あたりから寒さが戻って、一度は終っても、今年はやはり復活祭へと早く時が流れているので、降雪があっても凍てつくという事はあまりないだろうか。

暖かい斜面なので葡萄もよく育つ。そして隣の地所は宮中に届けられるバッサーマンヨルダン醸造所のドイツで最も高価なワインを輩出するグランクリュの「キルヘンシュテュック」である。背景にはヴィースロッホ周辺の山並みが見えている。天気が悪いがなんとなく春らしい感じだ。

ベルリンの警察への異議を書き送った。先ずはそれでいいと思う。内容は、「車線変更で事故を起こしたので警告金30ユーロを支払え」に対して、違反を否定して、「上記の事故現場では車線変更をしていない。なぜならばそこで二番目若しくは真ん中の車線への右折行動がまだ完了していなかったからだ。」と書いて、「二番目若しくは真ん中とは、平行に進む自転車保護車線の横の車線と理解していた。」と定義した。

そして、「明らかに速い事故相手の車両が当方の進行方向を遮って入って来たのが、両車両間での接触の理由だった。」と主張。

そして「その外、ポツダム広場へ向かう為に、三番目若しくは最も左の車線に入るつもりはなかった。」と正直に回答した。

これを警察が否定する証拠もないことは現場での書類に名が挙がっている警官も話していた。要するに今回は異議の機会が与えられた。そして現場では事故相手の主張が事故の聴取の全てであったが、これで完全に異議が唱えられて、あとは事故相手に車を貸していたシックス社がどのように事故相手と話すかである。

大手のレンタカー屋であるから何らかのカメラが搭載されているか、GPS監視などはされている筈だ。つまり、証拠があれば示して来る筈で、少なくとも事故相手の容易な主張には簡単に乗ってくることはないと予想する。証拠がなければ会社が損害賠償で民事で争うことにはならないのではないか。事故相手が民事で争う価値もあるのかどうか、少なくともこちらは、交通司法保険に入っているので証拠がなくても争うことは可能で不当な要求は退けられる。

必要最小限の異議を申し立てたので、当然のことながら民事では証拠がなければ容易な要求が出来ないことは明らかだろう。事故相手が保険の自己負担額1000ユーロの中で何をどのように受けいれるかだけであろう。



参照:
大統領の椅子のような 2022-04-25 | 生活
積雪前の夕刻の開花景色 2023-03-13 | 暦
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パンコウの金魚鉢

2024-01-31 | アウトドーア・環境
今回の旅の主目的とは別の興味があった。ベルリンのパンコウ地区への立ち入りだった。東ベルリンは壁の向こうで観光したことがなかったからで、当時もパンコウなどの奥には通常の観光ヴィザで入れたのかどうかは知らない。誰かを訪問とかそうした目的なしには難しかったと思う。それ以外で留学生などがそこに住居が宛がわれたのかどうかも分からない。

一般的にはホーネッカー書記長などの党幹部の住居があったりと特別な地域となっているのだが、中心地のミッテとその周辺事情との差異や境界がよく分からなかった。今回は嘗て厳しい検査を受けたフリードリッヒ駅から10キロほどの距離の住居での宿泊で未知の領域だった。壁がなくなってからも可能な限りクーダムへの郷愁を立ち切って東側で宿泊しようとしていたのだが、漸く叶った。

結論からすれば、やはり東ベルリンの奥は深く、違う世界を覗けた。例えば宿泊したところのオーナーは70歳過ぎでそこで生まれてずっと暮らしていると語った。近所の人の様子もそれに近くてとても均衡していて近所付き合いもしっかりしていた。昨年外国人居住区のようなドイツで最も多様化されているとされるノイケルンの近くに出かけたことから考えれば全く正反対の居住区である。

今回の宿は、実は都心部に住む嘗ての官僚の所謂週末の郊外別荘だと思っていたのだがそうではなく、息子であったオーナーが若い頃に離れとして住んでいた所のようで、母屋も含めて自身でリフォームしてきたところの様だった。近辺には新しい金の掛けた新築の家も建っていたが、多くは自然を生かした如何にもそれらしい家並みで、それでも畠はなかった。

都心部へのアクセスは渋滞さえなければ数カ所角を曲がれば20分も掛からずに車で到達できるのだが、その交通量から40分ほどを近回りしながら走る所であった。列車も近所の駅に行くまでに距離があり、最低自転車がなければ生活はし難そうでもあった。昨年ポツダム近郊で泊った時にも平地なのでサイクリングには好適ということだった。

途中にはやはりサブカルチャーも感じさせる庶民的な街並みもあり、近くには泳げる湖がありで、恐らく戦前ならば田舎だったのだろう。庭には、80センチ幅ぐらいの溝が掘ってあり、その上に小さな太鼓橋が掛かっているのだが、木の手作りなので滑るからゴムの足拭きのようなものが着けてある。そこを渡ると膝がガクガクする。何よと尋ねると金魚が二三匹いるんだぜと答えていた。まさか森鴎外の影響ではないと思うが、さて。

それどころか自分で作った家と柵の間に木造の箱がおいてあってブルーシートを被せて何を貯蔵してあるのかなと思って訊ねると、プールだというので驚いた。また子供向きのお遊びかと思って話を聞いていると、夏はそこで泳ぐのだと語った。怪訝な顔で聞いていると、腰にバンドを巻いてゴムに逆らって泳ぐことで健康維持するんだと、ほら此処にバンドがと見せた。

西ドイツで同じような試みがあったのかどうかは知らないが、なるほどこれならば東ドイツでも自宅でプール遊びが出来ただろうと思った。まるで巨人の星の養成ギブスのようなものであるが、まさかそれでは金メダリスト大量養成はしてなかっただろうなとも思った。



参照:
「世界十傑の美しさ」の街 2024-01-30 | アウトドーア・環境
空気配送郵便チューブ 2005-10-28 | テクニック
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「世界十傑の美しさ」の街

2024-01-30 | アウトドーア・環境
火曜日以来久しぶりに走った。これだけ休むのは何年振りか。パンコウの宿の鏡が下からの光で目の下の隈が見えなかったのだが、帰宅後にも若干変わっていると思った。隈自体はあるのだが、肌の感じや色合いが改善している。走り続けることでストレスが溜まっていた可能性もある。眼鏡の問題は改善された筈だがそれでも目の疲れはある。しかし今回の旅行でなにか変わった感じがするが具体的にはよく分からない — モニターを観ている時間は少ない。

一つは走らないで運転時間や座っている時間が長くて腹の辺りが張って来ていた。しかし体重は心配していた様に増えてはいない。理由は外食が一回だけで、夜食にはなったが、食事量が増えた訳ではないからだろう。決して体調によくはない生活だったが、久しぶりに走ってみるとそれなりに体調は悪くないと感じた。

ニエンブルクへのアプローチでは、予てからでかけてみたいと思っていたユネスコの街クヴェドリンブルクに立ち寄った。その東フランク帝国の城としての建造された威容を誇る聳え立つ城とその街は日本では世界の美しい街10傑に選ばれている様だ。そしてローマドイツ帝国時代に市として成立しているのはワイン街道の我が市と似ている。そして王の居城として中世の発達規模も大きい。それはスパイヤーの為のワインを作る街との差は大きい。東フランク帝国が如何なる力を持っていたかがよく分かる。

最近はドイツ国内に限らず、車で行けるような欧州はどこに行ってもそれほど旅ごごちはしないのだが、このハルツ山脈の北側は初めての地でありこんなところにこんなものがまだという驚きがあった。

南側のアイゼナッハからエアフルト、ヴァイマール、ライプチッヒだけでは中央ドイツと言われてもそれほどの中心だと思わせることがなかったのだが、やはりこうしてフランク帝国の権勢を見せられるとなるほどと感じた。やはりプロテストタント文明だけではケチ臭いということになる。

この辺りは街から街へと面白い。ケーテンではインフォメーションで街も綺麗で次の機会に見学だけでなくて宿泊してもいいかなと語ってきたのだが、宿泊した街もそのアプローチが赤塗りの塗装とぼこぼこ石畳の嘗ての東独其の儘で朽ちている分味わいが深かった。

東独自体の観光はどの程度の規模で為されているのかは知らないのだが、今でも手つかずのところと可也整備されているところがあって、優先順が低いところは可也残されているという印象がある。

こうした文化財を見るにつけ、長く支払わされている東独支援の税金はいつかは観光でも取り返せるという認識に至った。地域でも様々な運動もあるようで、合理的な形で維持されたりしているようなので、おかしな投資で一挙に取り返すというような感じがないのがよい。それでも可能な限りの小さな投資が成果を上げてきているのは、ニエンブルクの宿でも分かった。現金しか受け取らなかったことに気が付かなかったので、鍵を貰う時に電話で話すとあとで送金して貰えばよいとなった。帰宅後に送金するということで請求書を送って貰った。



参照:
憑かれた様にケーテンへ 2024-01-29 | 雑感
母体より出でて死に始める芸術 2017-05-30 | 音
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デカパン状のショーツ

2023-11-02 | アウトドーア・環境
ショーツがTシャツと同時に配達された。見た目からして一回り大きく長い。若干恐れていたのは、胴回りよりも、膝まで隠れて仕舞わないかだ。早速履いてみた。流石にその様なことはなかった。なぜならば股上の長さが2CMほど長いだけだからだ。即ち1インチ長いのだろう。7インチとなっているが17CMもなくて14CMほどで、現在使っているのが12CMなので6インチなのだろう。だから紐がついていて、そこで留めれるようになっているので若干デカパン風に締めれる。

走ってみないと分からないが、少なくともサイズLが大き過ぎるということはなく、使い方が変わるだけだ。冬場は裸で走っても少しでも暖かいかもしれない。早速試してみたい。これがあると夏でも日焼けの範囲を狭めて使えるかもしれない。なによりも行動中でなくても隠れる部分が大きくなるので使いやすいだろう。

実質重量は驚くことに、三つの中で一番軽く82グラムで、112グラム、96グラムに差を開けている。走る時に邪魔にならなければ一番走りやすい筈だ。早速使ってみたい。そしてこれぐらいの大きさがあれば就寝時にも紐を開放して此の侭履いておける。

更にもう一つ発注したTシャツ、これは18ユーロと安かった。Lだから小さくもなく、プリント部分も問題がなかったが、襟首タグがあたる。切り取るほどではないがこれも洗濯してみないと分からない。問題は生地で若干薄く、裁断もどってりとしている。因みに原産地は、ホンデュラスとなっている。結論は最初から下着向けだ。下着はもう少し安い16ユーロで買えるのだが、シャツのボタンを開けた時にどちらが見た目がよいかだけだ。早速その恰好で外出してみた。

壮行演奏会まで一週間を切った。「英雄の生涯」も頭に入っていないのでもう少しお勉強しないといけない。先日ここでも小さな動機の可聴が話題になった。今回の大ツアーで演奏するとなるとそうしたミスは許されない。しかしペトレンコが修正していくのは、本質的な技術的な問題がある場合は除いて、寧ろ音楽的な正確さ即ち明白化であって、所謂完璧主義というのとは若干違う。この点は音楽ジャーナリズムもあまり正確な表現をしてこなかった。

特にリヒャルト・シュトラウスで有名なのは、ショルティ指揮がそこ迄細々と音化してそれ程の芸術的な意味があるかどうかという批評だった。その点では特にコロナを越えて、ペトレンコの指揮はとても音楽的な意味合いが表に出てくるようになってきた変化が顕著になった。抑々演奏上の技術的な面を解決するのは楽団の仕事であって、正しい指針と細部を示して、本番でしっかりした指揮をするのが指揮者の仕事であろう。

そもそも復活祭の二回の演奏では、アシスタントに練習をやらせていたような塩梅だったので、とても長い期間を掛けて完成させてきている。しかしそれ以上にレーガー「モーツァルトの主題による変奏曲」は完全にものにして決定的な演奏を聴かせてほしい。永くあまり顧みられなかった作品をリヴァイヴァルするのはとても文化的な業績だと思う。



参照:
ペトレンコの日本への真意 2023-10-21 | マスメディア批評
フランス老舗の色合い 2023-11-01 | 暦
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ロマティック交響曲トリオ

2023-09-11 | アウトドーア・環境
金曜日にルツェルン音楽祭で環境活動家が演奏会に乱入した。その反響はとても大きく、恐らく本年の演奏会の中でもトップクラスのイヴェントだったと思われる。各地で名画などにペイントをかけたりした環境テロ行動は有名で、道路閉鎖などはバイエルン州では厳しく取り締まられるようになっている。しかし今回の行動に対して、抑々環境保護に熱心な指揮者ユロウスキーが楽団創立500周年記念のミュンヘンの座付き管弦楽団を率いて大賞賛となる対応をした背景にはその芸術的な認識が横たわっていた。

先ずは後半のブルックナー作曲ロマンティック交響曲の三楽章スケルツォのトリオに入る前に男女二人の瞬間接着を持った若者が平土間前部から舞台に駆け上がって、指揮台の後ろの手を着けようとした。実際には接着しなかったようで、それには指揮者の基本態度が影響したとされる。そこからのヴィデオは断片的ながら残されていて、今もその環境団体のサイト等で観覧可能となっている。

指揮者ユロウスキーの意識は何度か言及しているのリンクを張るに止めるが、今回は不慮の事態にも動じず、観客の方に落ち着いて聴くように指揮して、三楽章トリオで声明をさせて、更に繰り返しを終えて棒を置いた。そして活動家とディールをした。先ずは聴衆が若者の言葉に耳を傾けたら、彼らは会場を後にして、終楽章を続けると宣言した。しかし活動家の声明にヤジが飛んだことから、それに対して、約束が守れないようなら自分が舞台を後にすると聴衆を制した。それに対してその他の観客からは拍手が沸いた。そして僅か四分の中断で再び平安な演奏会へと戻った。会場を後にした聴衆はただの一人だとされる。

これを受けて、ミュンヘンの劇場支配人ドルニーは、とても興味深くと、演奏者が集中して演奏した事を賞賛している。主要な高級紙や地方紙などもその活動家の主張への理解を示して、ユロウスキーの民主的な統制だけでなくて素晴らしい演奏会だったとなどと大賞賛している。

なぜこのような演奏会が取り分け素晴らしかったのか、それは先ずは活動家自身も語ったように音楽愛好家としての乱入だったことが伺えて、指揮者のユロウスキーも直ぐにその意味を解釈したのだろう。トリオの牧歌風の響き自体が既に創作時においてもある意味パラダイス的なものであって必ずしもヴィーンなど都会からすれば遠く失われたものだった。そして語り始める「気候変動で、今何かをしなければ、時間はない」と。スケルツォに戻っての狩りのホルンに乗って「私達にはほかに選択がないのだ」と声明される。そのヤジを含めて、ユロウスキーはミュジックコンクレートとして若しくはブルックナーをモンタージュ素材として指揮したに違いない。それによって浮かび上がるのは、まさしく失われた未来への視座である。

音楽技法としては前世紀の中盤当たりの作風なのであるが、そうすることによって改めてブルックナーの創作動機へと近づける。このイヴェントに居合わせてより深くブルックナーの創作動機に触れられた人は少なくないと思われるから大成功したのである。高度な芸術は様々な出来事に対して洞察力や自らの磨いた感覚に従えるようでないと到底理解や共感は不可能なのである。



参照:
飛行機旅行ボイコット 2022-12-24 | マスメディア批評
スタリニズムに反しない創作 2023-03-22 | 文学・思想
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もう一つのアルペン交響曲

2023-08-02 | アウトドーア・環境
ヒンデミート作曲ファンク監督アルペン映画「山との戦いで」をざっと観た。実演では室内管弦楽版で一回経験した。それ以降にモスクワのゴスフィルムで発掘された素材で断片化されていたものを再編成されたものとしては初めてである。

YouTubeで観るものは着色部分など不自然さもあり、それならばコムピューターで完全着色復元化すべきと思われる。基本素材としてニトロ化されて着色したものなどを使っているからとされていて、当時の劇場向けの配給フィルム素材でもない。そこに後年の補正部分も付け加えられている。

また楽譜は手元にないながらも音楽的には聴き慣れない箇所もあって興味深かった。断片化されるとどうしても繰り返しによって繋げられる傾向となるのからではなかろうか。

なによりも残念だったのは、最も登山技術的に注目される下山での雪壁の箇所がセピア色に着色されていて、白黒での光の精彩を失っていて、音楽のつけ方ももう一つ緊張感がなかった。ショット出版社のみならずフランクフルト大学のヒンデミート研究所が背後にいるので、誤った校訂が為されてはいないと思われるのだが、不可解な面を感じた。

まさしく着色部分の映像が元来編集化されていたものではなかったということでヒンデミートの楽譜に画面を合わせて行ったとある。私の印象通り、その部分は異なる音楽が付けられていても誤りではないということにもなりえる。

そもそもヒンデミートは、アーノルト・ファンクが撮って来た素材を観ながらメモを取って曲を付けていったとされていて、その時には勿論オリジナルの映像が見せられていたに違いない。

またFWMSと付けられている字幕は、フィルムとして喪失しているところであり、ヒンデミートの総譜から採用されて、当時の字幕に合わせて再構築されて書き加えられている。

それらとは別に登頂へ至る部分では、徹底的にアンチミトス化がはかられている事だけは間違いないであろう。これは1921年という制作の時代背景を考えてもとても重要なことで、要するに文化的に1920年代の芸術とされるものの典型である。

この映画を制作したフライブルクのファンク博士の会社は倒産する。この再構築されたフィルムを見てもそのチューリッヒで学んだ地質学的な視線はその氷河散策シーンでとても感じられるのだが、商業的には成功しなかったのも容易に理解されよう。
1921 Im Kampf mit dem Berge


歴史が示す通り、その後にここでのガイド役を演じたハーネス・シュナイダーはアールベルクスキーの基礎を形作り、日本でもスキー技術を伝導して、後にファンク博士の監督でスポーツ映像として「白い雪煙」が1931年に制作されている。

その後のファンク博士監督の山岳作品は、英雄のミトス化へ若しくは反英雄化へと進み、そこで演じた若しくはアシスタントをしていたレリ・リーフェンシュタールがナチのプロパガンダフィルムの「ベルリンオリムピック」を制作していく過程が形作られていったのである。



参照:
映画監督アーノルド・ファンク 2004-11-23 | 文化一般
アルペンスキー小史 2005-03-29 | アウトドーア・環境
即物的な解釈の表現 2006-03-23 | 文化一般
面白さの醍醐味への見識 2015-11-27 | 文化一般
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アルペン交響曲の心理

2023-07-30 | アウトドーア・環境
本年五月にミュンヘンのイザールフィルハーモニーでアルペン交響曲が演奏された。そこで曲間に登山家のメスナーがコメントを加えていくという企画だった。インタヴューで応えていて、作曲家が登った山とヒマラヤは全然異なるが、それでもこの交響曲にコメントすることがあるかということだった。

当然の事ながらこの交響曲で描かれている出発から登頂そして帰還の情景は典型的な感情であって、歴史的にもゲーテやハイネなどの描いたそれでもある様に居ながらにして、丘を登る以上のものを伝えるものがあるという見解を示している。

夜明けへの出発から、何処かでの地平線上の日の出、登頂との感情表現として理解できて、音楽や言葉や絵などが合わさることで、その辺りの丘を登るのとは異なるものを経験可能だと語る。

リヒャルトシュトラウスの音楽を聴いて、ここは登りの、頂上の、下りのどういう場面過を想像してみる。そこで、ライヴでお話しをする。決して書いたり読んだりしないという。音楽のライヴ感を大切にするのだと。これは恐らくこの企画で最も重要なコンセプトだったろう。なぜならば作曲家自身の経験を反芻しながらの創作を考えればその感覚はまさにライヴ感を伴うもので固定されたものではなかった筈だからだ。

特に音楽ともいえないような前奏の暗い響きについて質していて、メスナーはその心理に注目していて、準備万端を整えた不安だというのである。全て間違いないほど陥る不安で、頂上へと、人よりもはるかに大きな山への畏敬の念は、人が英雄として一矢を射るようなものなどではないとしている。要するに夜明け前の本質的な不安感であるとしている。

そして山へと向かう限り人は必ず死と向かい合っている。だから下山で戻る時いつも復を味わうというのだ。そしてその山の美しさがあるとすれば、本当に厳しい登山の中での感受であり、里から山を見ているようなことではその美しさに触れることがないとしている。

リヒャルト・シュトラウスの「アルペン交響曲」で描かれていることは、概ねこうしたことで間違いはない。実際には高い山に登っていなくてもアルピニズムの心理を描いている。そして、それは傾倒していた一部ニッチェの哲学でもあるかもしれないが、それ以上にガルミッシュパルテンキルヘン周辺の前アルペン地域におけるアルピニズム受容ということで間違いないだろう。その屋敷も一般公開されることになっているが、具体的にはあまり情報がない。



参照:
"ZWEIFEL SIND UNGEMEIN WICHTIG", REINHOLD MESSNER, BR-Klassik vom 7.2.2023
歴史的な感動のその時 2013-08-27 | アウトドーア・環境
これが三度目の正直か 2019-05-03 | 雑感
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聖者のエコロジーシステム

2023-07-08 | アウトドーア・環境
週末は愈々新制作「アシジの聖フランシスコ」の千秋楽だ。正直今から感動している。兎も角なにもかもが感慨深い。音楽的に詰めておかなければいけない所も儘ある。時間的に間に合うか、なんとも覚束ない。それでももう一度の体験でもう一つ深く理解できるようになると思う。学生券が出た為か最後の二回も直ぐに売り切れた。勿論指揮者のエンゲルも最後に賭けてくれると思っている。

そして今80頁規模のプログラムにさっと目を通してみて、音楽的に感じたことも裏付けされたところもあり、演出のコンセプトがヨゼフ・ボイスを通してまたケージの言葉とそしてメシアンの文章も載っていて、聖フランスコへの視線としてとても納得が行く。

二部における巡礼に関しての文章も例えばアルピニズムなどとも対象化していて、なるほどあのそして来る日曜日にも予想される炎天下の野外劇場の厳しさもその意思に含まれている。確かに我々のような人間でも逸早く上部のビアーガルテンに着こうと思えば汗を掻くだけでなくて息も上がった。必ずしも幸福感に満ち溢れている訳でもなく、野外劇場に陣取っても必ずしも到達感はない。日陰に入っていてもそれ程快適さはないからだ。

しかし前回の訪問でよく分かったことは、一部での悲しさはその途上で晴らされることで、まさに巡礼の目的であり、全身で体験することになっている。もはやこのイヴェント自体を冷めた目で客観的に観察するようなアウトサイダーではいれなくなる。そしてこの小冊子には、カトリックにおける巡礼はプロテスタントやユダヤ教にはないと明記されている。

メシアンが批判する「パルジファル」における宗教儀式はこの「アシジの聖フランシスコ」にもない、そして神が啓示することも無い。それが音楽として認知を越えて示される。鳥の鳴き声の三分、四分、六分音をフランス中に取材してピアニストの奥さんの力を借りて採譜したことは、自らバルトークにおける民謡の収集と並べている。

人よりも先のその音楽の囀りは、聖フランシスコにおいては植物へとそして地球へそして宇宙へと語りかけて先が広がる。最早そこには人間の知性もその地球の一部になり、トマス・アキナスの哲学へと繋がっていく。そこには楡に宿り木を枯らす苔もあり、生態系として成り立っている。

ここにエコロジーにおける基本理念があって、同時に新制作「アシジの聖フランシスコ」のにおいて、その視点からこの劇場作品が捉えられているのは、博愛の聖フランシスコのその精神へと遡っているからに違いないからという結論に導かれている。



参照:
聖人の趣の人々 2023-07-01 | 文学・思想
変遷しない社会の危機管理 2012-05-04 | 歴史・時事
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零の降雨確率の初日予定

2023-06-09 | アウトドーア・環境
車に燃料も入れた。30リットル足したので、往復して少々走ってもまだ残りが充分にある。エンジンオイルをチェックしておけばよい。

宿のチェックイン時刻も確認した。どうもオーナーが出て来てくれるようで、それもそれであまり準備する必要もない。なによりも14時から閉鎖になるので13時過ぎ迄に出て行けば余裕である。

シュトッツガルトの天候は本日木曜日に雷雨が来てしまえば、金曜日、土曜日は10%で日曜日は珍しくゼロである。そうなると、土曜日は間違いなく戸外で楽しく食事が可能で、全く準備する必要もない。精々日曜日夜の夜食だけを考慮する。

準備するのは面倒だが、一番手軽なのはジャガイモサラダで、それに合わせて精々ヴィーナーなどを持って行けば就寝前にでも楽しめる。ワインは一本持って行っておけば一人ならそれで事足りる。

日曜日のブランチだけは考えておきたいが、先ずは良いパン屋があるかどうか、日曜日の朝買いに行けるかどうか。兎に角おかしなものを食すよりも卵とじぐらいで、野菜を持って行ってサラダにした方が食欲も出て13時からの劇場に気持ちよく行けるだろう。

リュックサックの中には果物類とナッツ類を入れる。問題は温度管理で、クールボックスを中に忍ばせて持って行ってもいいかなと思う。お茶類もポットで冷やしておいた方が日射病除けにもなり快適かもしれない。オペラグラスも有用だろう。上着は昼用と夜間用の二種類。ハンカチ以外にも一枚タオルをウェットティッシュ以外に携行する。

発注した座布団が届いた。第一印象は思ったよりも軽いで、言うなれば私の様なミニマリストでも高山にこれが必要なら持って行ってもいいぐらいに重さにならない。勿論車に積んでおいてもいいぐらいだが、仕事のバックに一つを入れておいても何処でも戸外で座れるようになる。ズボンが汚れない傷まない。

大きさも太っちょが書いていたように尻には小さいとなるが、スポーティな人には丁度いい大きさだ。但しやはり熱を持つ感じがあるので、裸で座ると一寸嫌かもしれない。一層の事パンツを脱いで座るぐらいか。ジーンズの下で炎天下では使ってみないと何とも言えない。汗を掻くようでなければいい。リュックサックの背中当て代わりに既に入れておいた。



参照:
祭りの交通規制を確認 2023-06-07 | 生活
地下鉄7分、徒歩6分 2023-06-06 | 文化一般
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初日前へ座布団を発注

2023-06-04 | アウトドーア・環境
左足の猫球が具合悪かった。しかし数回ぶりの走りで調子が戻った。どうもクレッターシューを履いて力を掛けた時の後で走ると腫れるようだ。今回は一先ず落ち着いたようである。しかし体重は増加していて、この辺りで気をつけないと肥満化する。

尻に引くマットを発注した。初日はベンチなどが湿っている可能性は少ないが、試しておくのは重要だと思って、初日に間に合うように手配した。ペアー商品で10ユーロ程のものが幾つかあったのだが、その中でよさげなものを探した。アウトドア―用品はいつも本格的に高山で使えるものしか買わないので、こうした余暇、キャムピング商品を購入することはまれである。そもそもクッションなど必要なくて、リュックサックの背当てか就寝用のマット類を使っているがこうして持って行けるものは所持していない。

用途ははっきりしていて。嵩張らずベンチで引いても隣の人の邪魔にならず、更に雨が振って来てもそこに水が溜まったりしないもので、防水・断熱且つ尻が暑くならない商品が欲しい。表面はオックスフォード600Dとされる毛で、当然ながら肌触りはよく、裏面も耐久力もありそうだ。欠点として挙げられているのは大きな尻には小さいというだけだからおあつらえ向きだろう。誰かが持っていたのに座ったことがあると思う。お尻が冷えないそしてズボンが汚れないというのが重要で、ジーンズにしても汚れが付いたもので劇場に戻るのは嫌だ。

あとはシャツの下にTシャツを着て出来るだけ体温調整できるようにしたい。暑さに弱い人間なので、なによりも冷却を考えておかないと駄目だ。恐らく野外では上着は無用だ。今後天気が崩れそうな時には、傘は避けてくれとされているので、ヤッケを持って行くだけで十分だ。先ずは一幕に一寸した上着で、戻って来てから夜間用に一着車に入れておけば十分か。

飲み物をどれぐらい持って行くか?冷えた1Lで十分かどうか。前夜にアパートメントに泊まっているので準備にも限界がある。

実は、洗濯ネットのファースナーが壊れたので、新しいネットを至急に発注したかったのだ。同時にシャワーのカーテンも洗ってもあまり綺麗にならなくなったので同時に発注。〆て40ユーロ程の支払いとなったがアマゾン送料無料である。



参照:
行動食、濡れティッシュなど 2023-06-03 | 文化一般
悦びのハ長調への賛歌 2023-05-28 | 雑感
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なによりも良かった沈黙

2022-12-12 | アウトドーア・環境
週末は就寝中の喉の痛みに苦しんだ。木曜日には快い喉の痛みだったのでのど飴補給を怠ったほどだった。それが週末から嚥下に問題が出てきたが、何よりも就寝中にそれから熟睡を邪魔されたのがかなわない。道理でのど飴が売り切れ状態に近かった筈だ。平素から舐めているのでどういう時にどれがよく効くかは分かっているが、あまり強いものはお腹を壊す。

そして漸く痰のような老廃物の吐瀉物がぼちぼち出るようになってきた。恢復への目印だろう。身体も徐々に元気になってきたので、これでゴールまで走り抜けたい。さもないと週末までに影響する。幸い降雪は週の中間から金曜日ぐらいにまで掛っていて、土曜日の往路さえ何とか道が空いていれば、復路は問題がないだろう。なぜならば交通量も多い土曜日の午前中は除雪も進み時間さえかければ目的地へと進める。そしてアウトバーンも一度乾けばどんなに零下になっても大気さえ乾いていればそれほど状況は悪化しない。

出来るだけゆっくりと寝るためにベットにいる様にしていたが、一番問題だったのは折角買って来てあった酵母抜きのパンが食せない事であった。パサパサ感があって、これまた折角あったヤギのフランス製チーズを塗っても喉を通らなかった。粥を必要とまではなかったが、パンも食せないことがあるのだなと分かった。

その分、待降節用の薬草ケーキが食せた。これはそんなつもりで購入したのではないが、喉にも優しい。

批評を読んでいてよく分かるのはその公演の内容だけでなくて書き手の音楽の理解の程度である。嘗てはその人の洞察力とかそうした点がその人の理解の仕方に反映されるのかなと考えてたが、やはりそれ以上に若しくはその人の主義主張以上に何を聴いているのかがよく分かる。フランクフルトのチャイコフスキーに関しては明らかにその音楽や楽譜が有している中身を評価できない人が多いようであるが、やはり少数派でも分かっている人は分かっている。逆にヴァークナーとかになれば最初の前奏曲からして判断がなされて、最後迄とてもつまらない思いをしている。全ては指揮者の責任であるが、抑々最初から何かを期待して出かける方が悪い。

その意味からも、ヴィーンの音楽監督で期限延長されずにクビを言い渡されたフォリップ・ヨルダンの指揮は新制作「マイスタージンガー」ではある程度の評価もある。しかし、そこにに書いてあることから、それならばクビにはならなかったよということばかりである。つまり書き手は音楽的にそこが分かっていない。反対にミュンヒナーフィルハーモニカーの後任探しの一環としての登場で瞠目に価する批評があった。それは「神々の黄昏」からの演奏で、ラインへの旅では次から次へと新たな響きが鳴らされ最後に驚くべきリタルタンドでクライマックス、「ジークフリートの葬送」ではイザールフィルハーモニーの音響のテストにドアをも揺らがす程の音響で、一番素晴らしかったのは沈黙だったと書かせる。流石にこれには読者の批判のコメントが寄せられた。ここに、ヴィーンでの花束が投げ込まれた反響や、そしてこの指揮者が到底独墺市場では全く可能性の無いことを示している。ノイエズルヒャー新聞は書いていた。クビの理由は本人の為にも伏せられたと。勿論ヴィーナーフィルハーモニカーがイントロ当てクイズなどは演奏していられないということでしかない。



参照:
Pracht und Totale, Michael Bastian Weiß, Abendzeitung vom 17.10.2022
名曲もイントロ当てクイズ 2022-10-06 | 文化一般
縛られた「蝶々夫人」生中継 2020-09-09 | 生活
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