Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

リスク管理の平衡感覚

2008-10-10 | 
握力などが戻ってきたので、今度は体重のことが気になり出した。体重のことを指摘した仲間が昨日も、「どう?」と聞くので「食べ過ぎ飲み過ぎだ」と答えた。

実際、胸周りだけでなく胴廻りも膨らみ気味である。「何処の筋肉を強化しているのだ?」と指摘され、「それも大切だ」と強調しておいた。

握力の回復は、岩登りにおいても小さな手掛かりに手を添えるだけでも十分に力が入るようになって、徐々に十代の全盛期に近い技術レヴェルに到達しようとしている。

昨日は蒸し暑く心配になって、筋肉を解しがてら、葡萄を観察しに行くと、大きな醸造所の大きな区画は既に収穫を終えていた。

本日は、フォンブールのイエーズイテンガルテンも収穫中であった。この醸造所のグランクリュ地所の特徴は、あまり収穫量を落としていないことに尽きる様で、計算上は摘み残しを含めて帳尻を合わしているのだろうか。いずれにしても実りが良くて惚れ惚れする葡萄が撓んでいる。

ウンゲホイヤーなども大手は既に大分収穫が済んでいて、何段階にも分けて収穫醸造しながら出荷量を維持していくことが出来るのだろう。その点では大手の農協も収穫が早く、逆に特選品の区画だけ黴だらけにしながら濃くの強いものを目指して選択して手摘みで収穫するのだろう。

品質は、そうした濃くだけでは決まらないのは当然で、一部白黴らしきものが生えた葡萄は廃棄されなければいけないのだ。

お気に入りのフォンブールのヘアゴットザッカーも既に収穫済みであった。来年はもっと酸がたっているだろうか。

その辺りのリスク管理の違いが背後の経済的状況によっても異なり、最終的には味の違いとなって出てくるところが面白い。
コメント
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