水曜日のクライミングも来週で野外は最後となる。天候よりも何よりも冬時間に戻れば、六時には暗くなり今までの夕方の二三時間がなかなか使えない。その次からは室内へと切り替わる。シーズン券を買ってなんとか安く上げないといけないだろう。
マンハイムに出かける用事があったので早く切り上げたのだが、まだまだ登れる体力も気力も余っていたのだ。やっと挑戦する気力が出てきているので、このまま上手く些か興醒めな室内でのグレードアップに繋ぎたい。技術的な面白味を楽しめるようになると、やはり長い間の経験から、体が覚えているものが蘇ってきて、初心者とは違う動作を駆使出来るのが嬉しい。
またまた、新しいティーンエイジャーが父親に連れられてやってきた。不思議なもので我々が始めた頃には私のような少年はしばしば門を叩いたのだが、今や圧倒的にミドルティーンまでのロリータ少女が続々やってくる。
その理由は全く分からない。何故少年ではなくて少女なのか?なぜか、ハイティーンでなくミドルティーンまでが多いのだ。男女差はあるとしても、自らの経験からすれば、やはり初心者ではどうしても頻繁なアドレナミンの放出が、アドヴェンチャーな体験として、思春期の少年少女に強い印象を残す理由が確かにある。
更に最近は、ギムナジウムの体育館には決まって人工壁が設置される傾向があって、体育の授業として経験する生徒が殆どなのだろう。それにしても、少女の方に人気があるのはやはり、男子よりも女子の方が上手く身体をこなすことが出来てその調整力に興味を持つことが多いからであろう。
今回の少女は、ミドルティーンで細身だが背丈は高い。その分、靴が足に合わなかったり、体がやはり少し重かったりで苦労していた。それにカメラを向けて、親父さんが応援するという少し親馬鹿な光景がいつものように見られる。
自分が娘の父親だとすると、自らの体験があるので、ゲマインシャフツな連中も分かっていて尚且つ危険性も分かっているので問題はないのだが、勝手に熱中されるとやはり色々と心配も絶えないだろう。
現に若くはない我々は、流石にアドレナミンは枯渇しそうになっているが、筋力増強と同時に、やや闘争的な精神状態になりやすく、明くる日は筋肉の疲れも残り、性質が良くいえばスポーツマン気質であるが悪くいえば粗野な振る舞いとなる傾向がある。そして、終に傷ついた蔓の眼鏡を掛けることになるのである。
そうした精神状態やある種の技術的洗練やタクティクス、如何なるスポーツにも共通する心身ともに跨る自己制御を身につけ、クライミング独特の中空へと曝される意識は、どこかキルケゴールの近代の意識に通じるのである。
そのように考えると、男性よりも女性の方がその境地に至るのは早いのかもしれない。男性の場合は、どうしてもそこに至る道に、筋力とかの物質的な障害が大きくはだかり、その心境に至るに意外に時間が掛かるような気がするだ。
参照:
記憶にも存在しない未知 [ 文化一般 ] / 2007-05-27
ロリータとザイルシャフト [ 女 ] / 2008-09-22
食が太くなる今日この頃 [ 生活 ] / 2008-10-01
ゲマインシャフトの人種 [ 生活 ] / 2008-09-25
マンハイムに出かける用事があったので早く切り上げたのだが、まだまだ登れる体力も気力も余っていたのだ。やっと挑戦する気力が出てきているので、このまま上手く些か興醒めな室内でのグレードアップに繋ぎたい。技術的な面白味を楽しめるようになると、やはり長い間の経験から、体が覚えているものが蘇ってきて、初心者とは違う動作を駆使出来るのが嬉しい。
またまた、新しいティーンエイジャーが父親に連れられてやってきた。不思議なもので我々が始めた頃には私のような少年はしばしば門を叩いたのだが、今や圧倒的にミドルティーンまでのロリータ少女が続々やってくる。
その理由は全く分からない。何故少年ではなくて少女なのか?なぜか、ハイティーンでなくミドルティーンまでが多いのだ。男女差はあるとしても、自らの経験からすれば、やはり初心者ではどうしても頻繁なアドレナミンの放出が、アドヴェンチャーな体験として、思春期の少年少女に強い印象を残す理由が確かにある。
更に最近は、ギムナジウムの体育館には決まって人工壁が設置される傾向があって、体育の授業として経験する生徒が殆どなのだろう。それにしても、少女の方に人気があるのはやはり、男子よりも女子の方が上手く身体をこなすことが出来てその調整力に興味を持つことが多いからであろう。
今回の少女は、ミドルティーンで細身だが背丈は高い。その分、靴が足に合わなかったり、体がやはり少し重かったりで苦労していた。それにカメラを向けて、親父さんが応援するという少し親馬鹿な光景がいつものように見られる。
自分が娘の父親だとすると、自らの体験があるので、ゲマインシャフツな連中も分かっていて尚且つ危険性も分かっているので問題はないのだが、勝手に熱中されるとやはり色々と心配も絶えないだろう。
現に若くはない我々は、流石にアドレナミンは枯渇しそうになっているが、筋力増強と同時に、やや闘争的な精神状態になりやすく、明くる日は筋肉の疲れも残り、性質が良くいえばスポーツマン気質であるが悪くいえば粗野な振る舞いとなる傾向がある。そして、終に傷ついた蔓の眼鏡を掛けることになるのである。
そうした精神状態やある種の技術的洗練やタクティクス、如何なるスポーツにも共通する心身ともに跨る自己制御を身につけ、クライミング独特の中空へと曝される意識は、どこかキルケゴールの近代の意識に通じるのである。
そのように考えると、男性よりも女性の方がその境地に至るのは早いのかもしれない。男性の場合は、どうしてもそこに至る道に、筋力とかの物質的な障害が大きくはだかり、その心境に至るに意外に時間が掛かるような気がするだ。
参照:
記憶にも存在しない未知 [ 文化一般 ] / 2007-05-27
ロリータとザイルシャフト [ 女 ] / 2008-09-22
食が太くなる今日この頃 [ 生活 ] / 2008-10-01
ゲマインシャフトの人種 [ 生活 ] / 2008-09-25