Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

男なら運転前に一寸一杯

2008-10-17 | 生活
結局、岩場からマンハイムへと、シャワーと食事を挟んで、協会の例会に出かけた。さっと埃を流して、ザウワークラウトにレバー団子を乗せて温めて、一杯ワインを引っ掛ける。

車での途上、ハイダー博士は0.18%の血中アルコール濃度で飲酒運転していたと至極予想通りの事実をラジオが伝えている。かなりの数字である。ドイツの法律では、0.05%から0.1%で250ユーロの罰金と四点減点、一月の免停となる。勿論それを越えた場合、免許剥奪と起訴が待ち受けている。オーストリアでも初心者運転は0.01%さえ禁止されている。

飲酒運転をしてもよいのは、経験のある運転手のみであり ― 私見ではあらゆる危険性を予測できる熟知した経路のみである ―、バイエルンの州選挙で破れた刑法の専門家で元州内務相ベックシュタイン博士は、ビールの二リッターぐらい飲んで運転できる奴でないとの放言をしたようだが、皆「男の中の男はシュナップスぐらい引っ掛けずに車で帰れるか」と思っているに違いない。流石にハイダー博士は、それをやってのけたが、そしてしくじった ― 加齢と自己過信のためか有頂天になって自らの適量を越えてしまったのである。何時ものように偶々運が悪くなければ何でもなかったのだが。こうして国民を扇動するだけ扇動して何一つ責任を取らずに衆目の前から姿を消すのである。

因みに、リンクに血液濃度を計算するプログラムがあるのでやってみると、昨晩の飲酒後運転は往路で約0.014%で、ヴァイツェンビーアを引っ掛けた帰路も殆ど同じであったようだ。大体気分もそんな感じだったろうか。つまりもし事故を起こしていても全く影響は考えられない範囲である。もし、0.03%を越える、つまり更にもう一杯、〆て夕方からワイン一杯、ビール一リットルを飲んでいたなら、酒気帯び運転の可能性が出てきて、如何なる場合も飲酒運転事故の可能性が疑われる。

日本での酒気帯び運転や新設の「同乗罪」などと「五人組」のような恥曝しのお仕置がネットで伝えられているが、所詮車で人を撥ねるような道路網を築いておきながら、自動車王国を誇示しようとする出来損ないの近代化と車社会が悪い。

それよりもなによりも、アルコールを飲んでまともな判断が出来なくなる状況こそ問題であり、酒に飲まれるなら飲むな・乗るなということである。

日本に滞在して、先週戻って来た者が上の会合で、ノーベル賞受賞の日本の報道の過熱振りを揶揄していたので、南部氏を皮切りにした二重国籍議論の話を持ち出した。しかし、このような酒に飲まれ、スピードを罪悪と捻じ曲げる本末転倒で知恵遅れの民族の国籍など態々保持したがる者など居る筈がなかろう。



参照:
民主党も“ウオール街ポンジー・ビジネス教”の狂信徒か? (toxandoria の日記)
伝えられた十一日の急死 [ 生活 ] / 2008-10-12
麻薬享受の自己責任 [ 生活 ] / 2006-12-08
水がワインになった奇跡 [ ワイン ] / 2005-01-07
コメント (1)
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