Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

有難うでは済まない政治の世界

2010-05-05 | 雑感
色々と礼状や事後処理に忙しい。特に名刺を交換しただけでなく、お約束通りに市長などからメールが来ると、それは有難うでは済ませ難い。その地方新聞を読むと次期市長選挙後の連立政策に忙しいと書いてあった。全てが政治の世界の中での専門家の遣り口を見ているとなかなか面白く勉強になる。

元来そうした社交や政治が苦手な人間にとっては、そうした逸早い反応を示す市長の考えや意志などを図るのも苦手なのであるが、政治家は圏外からでも一人でも支援者が欲しいと考えるものなのであろう。

その市長とは、町出身のオペラ歌手がミラノのスカラ座に出演した時に招待されたことを話した。バリトン歌手で今年にはバイロイト出演が決まっていると言う。要するにその市長さんはファンクラブの代表者のような立場なのだろう。

出しものは、「ドンカルロス」だったというから、「カルロスではないから」と向けると、思い出せないらしく暫らく考えていたので、助け舟を出して「ロドリーゴ」と思い出させてあげた。

長期に渡って市長を務めているから、「そりゃ信任が篤いのですね」と評すると、当日も予算審議があって政治的に難しい時期であるから、心から喜ばずにはいれなかったのだろう。その市長さん、日本の長野かどこかでフルマラソンを完走したと言うからなかなかの兵と思われた。

此方の方は、なにも今年バイロイトに招待して貰おうとは思わないが、先ずは間延びしない内に礼状を認めなければなるまい。
コメント (2)
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