Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

土産の土産話を聞かせてね

2010-05-11 | 
何時まで経っても天気が優れない。これで十日以上はおかしな天気となった。最後に本格的に快晴となったのは四月二十九日であろう。温度も低く、室内で干している洗濯もので冷えるので、乾かすためにヒーターを全開した。

フランスへの旅行先も同じような状態である。寧ろ、アルプスの壁にぶつかった北から貼り出した気団が雲を齎しているようで、落雷などもありそうだ。それも高地へと上がれば雪か結氷となる。

自分の車で現地へと向うのではないので考える必要はないのだが、峠を越える場所などは天候しだいかも知れ無い。まさかこの時期になって、冬タイヤが必要などと思う者は北欧以外にはいないであろう。衣服も考えてしまう。しかし、一昨年のクルニーもあまり天気には恵まれなかったが、とても強い南国の陽にやられた日もあった。

そのような状況で楽しみにしていた石灰岩の登攀が、天候の急変でもない限り難しくなって来ている。白い肌に陽が射せば早く乾くのだろうが、黒く色のついたようなでこぼこの湿った石灰岩は滑りそうで気持ち悪い。天候が完全に悪ければ、ケーヴィングの場所もあるだろうが、これもビショビショになるのはかなわないなという感じもする。

フランスへ持ち込むリースリングは購入した。人数分は十分に無いかも知れないが、超辛口の三グラムの残糖値の2009年産ヘアゴットザッカーながらブルゴーニュの連中をボンと言わすだけの質の高さは間違いない。誰に飲ますかは詳しく語っていないのに、その土産話を聞かせてねと言ったのはなぜだったのか?

結局、飲んだ呉れの旅となりそうな気がするのである。
コメント
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