Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

徐々に回復して来た腹具合

2010-05-18 | 料理
昨日とはかわって、今日はまた肌寒く、雨となった。昨日まで滞在していた南フランスも同じようであった。今日も同じであろう。

温度が低く、雨がちらつく週が続く。六月にあるような蒸し暑い雨でなくて、肌寒い雨である。暖房が欠かせない。その点は、アルプスに近く、高地とはいえ、ジュラ地方は暖かめであった。それでも岩壁の上まで高度差四百メートル以上を登り、地面に深く開く石灰岩特有の洞窟の穴を避けながら、村に下りて来て、再び態々滝の下まで滑り易い右岸を歩きながら辿り着いたときには完全に体が冷え込んでいた。

幸運にも前日に石灰岩の岩登りゲレンデを楽しんで、夜遅くまで打ち上げをした翌日のその日から、腹具合が特に悪くなった。体が冷え込むと下痢症状に近くなるのは毎度の事であるが、前々日の食事に出た白身魚のフライも腹に応えたのかもしれない。更に振り返ると、初日の晩飯に遅れて、中途半端なものしか食せなかったのことから不順な食生活が始った。

今回の宿泊は、夕食付きで、一泊32ユーロとかなり安かったのであるが、かなり大きな町に泊まったにしては、そのスポーツセンターでの夕食はかなりお粗末なもので、学校の食堂のそれよりも悪かった。皆、一様に口にする、「フランスで経験した最も悪い食事」には異議が無いであろう。

フライ類の揚げものが多く、まともな肉は一度も出なかったどころか、まともな野菜も一度も出なかった。今や何処の山小屋でも新鮮な野菜を欠くことはないのだが、フランスのナショナルチームを迎えるスポーツ施設の食堂としては驚くべき献立内容であった。

米食や烏賊リングなどは、その前に宿舎でプファルツからの肉類で前菜とした事で腹が膨らんでいた事もあるかも知れないが、残飯の続出であった。白身魚のフライも味付けは悪くはないのだが、無料の赤ワインをがぶがぶ飲みたくなるほどには美味くないのである。付け合わせはほうれん草であったが、これもあまり評判は良くなかった。やはり生野菜の新鮮さに欠けたからだろう。
コメント
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