Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

春めいてきたこの一週間

2011-01-15 | 
留守の間に電話が入っていた。ミュンヘンの局番からである。夜八時半という時刻からして、仕事や業務関係ではなく、ただ一回の試みであるからやや遠慮がちの電話だったのだろう。ミュンヘンに事務所を持っているものはいてもそこに住んでいる友人はおらず、ミュンヘン旅行中に電話してきそうな者も心当たりがない。ありえるのは平素はドイツに住んでいなくて、ミュンヘンでの仕事があって、ホテルかどこかから国内の知り合いに電話してきたような場合だろうか。などと色々考えても、九割かた間違い電話であろう。

そのようなことで今年二度目の室内クライミングをしていた。水曜日に他所の町で疲れた挙句の運動であったが、筋肉が伸びて活性化していたためか、結構調子はよく、なかなか力が枯渇しそうにもなかったので良い傾向である。これでシーズンに向けてよい準備が出来そうである。世界選手権なども開かれるルートヴィヒスハーフェンのそれは壁に打たれている手掛かり足がかりの石がとても摩擦が効いて滑りにくくてぐいぐいといけるのだが、高度はあまりないが、兎に角力が入る分だけ腕力が堪える。それに比較すると、フランケンタールのものは地元のアルペン協会のものだけに安普請だけど背が高く、手掛かりが滑りやすく厄介である。

そうした性格の違いは、まさに岩質の違いの様でもあり、面白いのだが、集まる人々も若干異なり、協会員への価格も大分異なるのである。私自身、各々のホールに其々違うグループとして通っている。今週は週に二回となってしまった。水曜日に突然お誘いがあったからで、結果からすれば両方に行けて良かった。冬としてはありえないほど雨が降っていて、外での運動は制限されて、各地で河が氾濫しているのは周知の通りである。マインツやハイデルベルクで土豪が積まれていたようだ。ローレライに近いザンクト・ゴーアで横倒しとなっている硫酸入りのタンカーも引きあがるにはまだ数日かかると言われている。

気温も二桁と高いのだが、また寒くなったら氷を登りに行く準備をしている。それでも春らしいのはそれはそれで嬉しい。
コメント (4)
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