Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

奇岩地方を一日中歩いてみて

2011-01-30 | アウトドーア・環境
なんだかんだと一日、寒い中を南プウファルツ奇岩地方を歩いてきた。二万五千歩ほど四時間をかけてゆっくりと歩いた。今日ほど寒いと感じたことはなかったのだが、なぜだろうか?最近は運動不足と食べ過ぎで脂肪が腹に浮いてきている感じがあるのだがら、寒くは感じない筈である。

しかし昨日からの食事量を見るとなるほど赤ワイン以外にはあまり食べていない。昼はトンカツにしてビールを二杯も飲んだが、それでも最後まで寒かった。やはり皮下脂肪の全体量が減少しているのだろうか。しかし、良く考えてみると、歩いているときの運動量が少な過ぎるので、寒さが堪えるのかもしれない。

年寄りのばあさんなどが多いのだが、親仁が話しかけてきた。良く知っている顔なのだが今まで面と向かって話したことはなかった。夏に同じ計画に参加する心算だという。今までどのような登山をしているか尋ねると、ピッツベルニナの有名なクラシック氷雪ルートであるブランコグラートをやっていると言う。なかなか大したものである。彼のパートナーと同じようにフリークライミングには従事していないらしい。

我々からすると、ああした長さの持久力だけでなく技術力も必要とされるルートをやるのに、なぜクライミングの技術的洗練を目指さないか全く分からないのである。フリークライミングの技術とアイスクライミングの技術は異なるのであるが、基本的にはあまりかわらない。特に、こうした奇岩地方を地元に持つアルプスへの登山者が日夜フリークライミングの技術を磨こうとしないのはどうしようもなく愚行である。体力があればそうした技術をカヴァー出来ると思っているのは、丁度経験の薄いフリークライマーが力づくで大きな壁を登れると思っているのと丁度相対している。
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