Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

プレゼントの見頃、飲み頃

2011-10-05 | 生活
先日、プレゼントにした鉢植えである。家のお披露目と誕生日を兼ねていたので、庭に植え替える鉢植えを探した。

幾つかのオリーヴやイチジクなどを交えて小さな花などを見せて貰ったが、あまりに小さくていくつも混ぜ合わせようかと思っていたら、大きめの鉢を見せてくれた。

学名でヴィブルヌウム・テーヌスと呼ばれ地中海雪達磨とも呼ばれるものである。大きくなっても膝下の高さにしかならないが、冬も花をつけるのがうれしい。価格も安く、月並みな植物でもあるが、そこに待降節の雪でも積もてくれると素晴らしい。

二つのお祝い事を兼ねていたので、ワインをつけた。ここ暫く、どのような人にでも楽しんでもらえるグランクリュ・リースリングである。未だに2007年産が同じ割引価格で入手できるルッパーツブルクのガイスボェールである。

この四年間のそれを比較すると、2010年産も素晴らしいが、2007年産は現時点では2009年産よりも素晴らしく、同じ価格なのでご進物に既に一ダース近く購入している。自分の家では二本ぐらいしか開けた覚えがないのだが、他所で八月末に飲んだときも満足した。最後に飲んだのは、オーナー直々のワイン試飲会の席上で、照会されて改めて飲んだ九月十日であった。

コリアンダーの香りが漂い、タイのカメムシ味のようで珍味である。しかしそれだからといって通向きではなくて、万人向きのとても繊細なリースリングなのである。あとどれぐらい、古びることがなく綺麗に熟成するかは分らないが、まだまだ飲み頃が続いているのである。



参照:
お誕生日祝いを考える 2011-09-27 | 女
トロピカルかパッションか 2011-09-23 | 試飲百景
茨の道の喜びの口づけと葡萄 2010-12-24 | 文化一般
万人だけでなく通をも唸らせる 2010-11-03 | 試飲百景
コメント (2)
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