Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

自由報道協会のやらせ会見

2011-10-21 | マスメディア批評
自由報道協会というフリーのジャーナリストの団体主催の記者会見を観た。寄付金で賄われた形で様々なゲストを呼んで会見するというもののようだ。小沢何某が呼ばれたやらせ記者会見が無料で観れる。

やらせというのはその中身を観れば分るのであるが、係争中の何某がそれに関連したことを質問させないという当然の条件で、自らの政治的な力を示すために手下との関係で開かれたのだろう。まるで質問条件を決めた芸能人の記者会見なのである。国民に開かれた参加型と謳い装った会見こそがやらせであり、国民に直接語り掛けるとする政治家が質問を制限するやらせなのである。

読売新聞社の記者から約束破りの質問が飛び出すと、司会は急いでそれを阻止しようとする。それだけでなく事後に協会代表の手下や岩上氏がその記者に詰め寄って取り囲む情景が映されているが、その事情に関しては一切明記されていない。なぜだろうか?

要するに何某が自らの修正を含めた政治姿勢をこうして公にすることを目論んだ会見で、TPPや対米、対中関係に対して微妙な修正を行っているようである。まさしくカダフィーやビンラーデンらが最後に命乞いをするような光景なのだ。

しかし、この政治家の卑怯さや醜さは今更語る必要もないが、寧ろそこで我々が感じるのは執拗なまでに小沢何某を追い詰めて息の根を止めようとする読売新聞の姿勢で、特殊暗殺部隊を操る合衆国政府の執拗さではなかろうか。

その意味からは、たとえやらせ会見でも、寧ろそれゆえにこうした特殊な政治環境が見えてくるのである。なるほど敵を抹殺しない限り、追い詰めただけでは危なくて仕方ない。それほどに小沢何某が合衆国にとって厄介な政治家である証明なのかもしれない。



参照:
11/10/20 自由報道協会主催 小沢一郎民主党元代表・全国民同時参加型記者会見 (IWJ)
日本社会の民主化に向けて 2011-10-11 | マスメディア批評
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