Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

動物実験される福島の子供

2011-10-01 | マスメディア批評
福島の被曝状況は徐々に明らかになってきている。当初予想されていた通りなのだが、直ちに認識されていなかった被害状況が今後何十年もかけて陽の目を見ることになるのだろう。

FAZ紙は、日本政府がはじめて福島の件で世界に協力を求めたとして、細野大臣が除染の方法でお手上げ状態になっていることを伝えている。結局表土を剥がしてもそれを処置する方法がないことが問題で、そもそも放射能を拡散させて希薄にしてばら撒くのは容易だが、集めて濃厚にして処理するとなると、多大なエネルギーが必要になることは物の理なのである。

一部帰宅に即しての除染であるけれども、時間の経過で放射能生成物が拡散するか半減期を迎える以上に、除染で住環境の質を高めるには限度があるということに他ならない。

福島の子供を持つ家庭は、移住に資金的援助や学校ぐるみの移転などが伴えば、皆福島をあとにするだろうと語られている。何人もなんら責任のない子供たちの健康を害し、寿命を縮めようなどとは思わない筈なのだが、文部科学省はそのような計画には一切興味を示さないと伝える。

こんなことをさせておいて良いのだろうか?なるほど花崗岩質の土壌をもつ土地などは平時の自然の放射線がより多く降り注いで入るが、頻繁にレントゲンを浴びたりしなければ福島の子供たちのような初期の高い放射線も浴びることもないのであり、給食で福島のセシウムやストロンシウムやプルトニウム入りの有毒な福島の食材で内部被曝することもなく、さらに初期のヨウ素や今後も塵に混ざるセシウムなどの激しい内部被曝を受けることもない。

自然の放射線や医療での放射線の被曝と福島周辺の子供たちのそれとは全く別のものなのである。それを人体実験しようとしているのが福島県の山下教授らだと報道している。



参照:
Die Kinder von Fukushima, FAZ vom 23.9.2011,
Wohin mit so viel Erde, FAZ vom 29.9.2011
真実に与しない東京の官僚 2011-08-15 | マスメディア批評
コメント (3)
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