Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

効率よく働かせる保険

2012-03-09 | 生活
明らかにインフルエンザであった。悪寒に襲われて足元がふらふらするほどの熱ではなかったので、経験上39度には至ってなかったであろう ― そのように意識混濁となっていたら解熱剤を投与していただろう、しかしその頭痛の仕方からすると38度に近づいていたかもしれない。37.8度と言った感じである。

激性のようで、潜伏期間は少なくとも月曜日にはあった訳だが、本日木曜日は熱は下がり、熱の影響で腸の動きが不調なのと、若干筋肉痛や関節痛が残っている程度である。熱があったときは一昨年の左手第二関節の怪我と右手の手首関節に熱が溜まった。喉の痛みは激しいが炎症しているだけなのでのど飴をなめて蜂蜜でもなめておけば直るだろう。若干夕方になって熱っぽくなってきたが月曜日の疲れ方の程度に戻ってきている。

なるほど労働者の場合は病休にするために医者に行く必要があるらしいが、我々は病気証明書などは必要ない。正しく保険制度というのは如何に労働者を効率よく働かせるかに重点が置かれていて、個人の健康とかQOLとかとは一切関係ないものなのである。最低の医療を受けるための保険制度は必要であるから公的健康保険は社会保障として必要であるが、労働効率向上の健康労務管理や高級医療のためのものではないのである。

先日来ラジオでも盛んに伝えるところとなっているのが、癌検診の無駄と経済的な損失である。要するに、もはや乳癌検査だけでなくて一部子宮癌の検査の無効性は医学的に証明されていて、検診を受けた者の方が発病率?死亡率?が高いことが明らかとなっている。しかしこうした検査が医療機関の経済的な餌食となって、更に健康保険制度を脅かしているというのである。

先ずは、癌の早期検査とか健康診断とかが話題に上るとき、必ず眉に唾してその背後にある黒い意思や利権構造を考えてみるべきであろう。殆どの癌検診などは意味が無い。少なくとも知人において癌定期検診をして長生きをした者などは一人もいない。勿論、放置しておいて余命の無かった者はいないことは無いが、それは余程横着な患者かどうせ施しようの無い病気でしかなかったのである。

ここにおいて婦人科ならず男性科の話題をアンチエージングシリーズとして扱ったが、どうしても男性の場合は女性に比較すると自己の身体に対して無頓着となる文化的な社会的な背景があるということであった。それは即医者へ駆け込めという事ではなく、自らの内的・外的な状況・環境を丁寧に観察して認識しろと言うことでしかないのである。



参照:
覚せい剤の民主的な合法化 2011-12-04 | 歴史・時事
原発銀座で息を吸えるその幸福 2011-04-26 | アウトドーア・環境
グリーンピース発表によると 2011-03-30 | アウトドーア・環境
癌治療に漢方を組み合わせる効用 2011-02-24 | 数学・自然科学
財政再建無ければ未来も無い 2011-01-13 | 歴史・時事
前提とは理念を再認識すること 2010-11-17 | マスメディア批評
穴が開いたからの電話 2008-10-24 | 生活
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