Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

フェアートレードなあじ

2015-05-28 | 雑感
日本で調達したリュックサックを受け取った。パタゴニア社の「アッセンションバック」25Lである。これが欲しかったのは、現在使用中のペッツル社のバックが18Lなのでフレンズなどのクライミング道具一式が入らなくなったからだ。勿論水筒などを除けば押し込めるのだが、一部に裂け目が入ってきていて、どうしても大き目のものが必要になってきた。その上は35Lのミレーのものしかないので、それを使い古してしまうのは惜しい。そこでこれに食指が向いた。なによりも350Gとどんなリュックサックよりも自重が小さい。そしてクライミング用になっているので最低のバランスは保証されている。

実際に手にとって感じたのは、その細身で小ぶりな軽さで、本当に25L収納できるのかとの疑惑だった。そして生地の薄さだった。実際に用具一式を詰め込んで、更に水筒やヘルメットなどを乗せれる余裕があった。その通り量感はあるが、軽く、薄くコムパクトだ。昔のカリマーのリュックサックを想起させるが、材質が全く違う。

留め金の調整機能など今までに見たことが無い種類の小さなもので、背負い帯を締める紐やウエストの紐なども取り外せるようになっている。これもはじめてみたシステムだ。それでも背負い帯などは十分なパッドがつけられていて、形状が定まっている。これならばある程度の重量までは問題なく担げそうだ。しかし、あまり重くなると快適ではないということがネットには書いてあり、そうした向きには35L入りを勧めるとある。その他細かな配慮もあるようだが、それは使ってみないとなんとも評価しがたい。しかし2015年モデルカラーの黄色は決して悪くは無かった。

そして何よりも嬉しいのはフィリッピンで生産されていて、フェアートレードが約束されていることだ。これはスポーツ道具などを選択する場合とても重要な商品価値だと認識する。

記憶があるうちに火曜日の試飲をメモしておく。ビュルクリン・ヴォルフ醸造所へお客さんを連れて出かける。短い時間に、グーツリースリングと二種類のオルツリースリング「ルッパーツベルガー」、「ダイデスハイマー」の2014年もの、2013年からオルツリースリングの遅い瓶詰めの「ヴァッヘンハイマー」、PC「ホーヘブルク」、「アルテンブルク」、そして2011年PC「ランゲンモルゲン」、グローセスゲヴェックス「ガイスボェール」、2,010年の「ホーヘンモルゲン」を試飲する。

何よりも驚いたのがヴァッヘンハイマーの熟成で、とてもまろやかなスパイシーさがチャーミングだ。これなら買ってもよいと感じた。大抵は最初の半年で飲み干して飽きが来るのだが、2013年度に関しては2,014年が若すぎる今、一部木樽熟成が長かった遅い瓶詰めのこれが素晴らしい。流石にお客さんも直ぐにこれに飛びついた。そして2011年のランゲンモルゲンの瓶熟成が素晴らしい。飲み頃のようだ。ホーヘンモルゲンは悪くは無いがその価格ならば2013年を薦めた。ガイスボェールはとても薬草風味がよいが、まだまだコリアンダー風味が浮かび上がらず、今から一年以内に飲むならば間違いない2012年物を薦めた。とてもよいフェアーな価格で買い物が出来たと思う。2013年は、ロベルト・ヴァイル醸造所でも同じだが、長持ちするワインならば購入しておくべきである。2001年と2004年の中間ぐらいの良年で、この先長く話題になる年度であろう。



参照:
グラマラスなリュックサックの腰 2011-07-15 | 雑感
そろそろ飲み納めごろ? 2015-05-16 | ワイン
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする