Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

冷徹な分析のための時計

2015-05-29 | テクニック
日本で調達したものの二つ目はGPS時計である。ワイン街道にはスポーツ時計のポラーがあるので態々日本でと思うが、米国製の商品は価格に変わりなく、日本の方が商品が多い。為替の変動で少し安いだけだが、選択肢が多い。ナヴィマスターと称する商品で、GPSと心拍測定機能の双方がついていて比較的入手しやすい価格となっていた。高度の表示はGPSで出るのである程度は使えるだろうが、本格的にはPCが無いと使い難いので山での使用は限られるだろう。特に岩壁では役に立たないかもしれない。

それはともあれ何よりも使いたかったのは平素のランニングトレーニングでの分析だ。だから心拍数計測も欲しかったのだ。先ずは沢沿いの道を計測してみた。これは駐車場のところでGPSが捉えられずに半分失敗した。谷が開かれたところで、歩きながら捕捉を試みたら折り返し点近くになって漸く捕捉した。そこで、復路は計測した。予想よりも若干距離が短く出たが、その記録から現実を直視できるので都合がよい。往復で5KMに満たないことは分かっていたが、それ以上に高低差は大きかった。それでも往復路を使っているのでもう少し早く走るべきだ。

さて、二度目は峠登りを試したくなった。そして初めて胸に計測計を巻く。まるでゴムを調整する感じでブラジャーの大きさを都合するようでおかしな気持ちになる。それを巻いてパン屋に行くとなると隠してあるだけに殆ど変装願望のようなものだ。今回は自宅からGPSを捕捉しておいて、抜かりないようにした。心拍系もオンにしておいた。

ハイカーが集まっていうるところを薄着になって走り出す。腰が痛くて調子が悪いが、全て記録にとってあると思うと、悪い面も出すために心拍数が上がるのも参考になるだろう。しかし時計を見ると通過時間などがそれほど悪くは無く、最後のスパートを心拍をあげるチャンスと思ってダッシュする。予想通り19分は割らなかったが、8秒経過ぐらいで最後の走りが効いたようだ。そこからふらふらしながら降りていくと、下にいたハイカーが登ってきた。それをやり過ごして、小用を済ませる。これも記録されているとなんかの参考になると思ったからだ。そして駐車場に返ると殆ど基礎タイムの34分であった。

さて自宅に戻ってログをPCに読み込むと、高度ががたがたになっていて、衛星を三種類も替えて計測されている。理由は分からないが、山陰に入ったので、都合のよい衛星で終えなかったのだろう。どうもそれが原因で高度の記録は大分間違っているようだ。そして肝心の心拍数が全く記録されていなかった。その後室内で試してみると漸く心拍数を掲示するようになった。もう一度試してみなければいけない。やはり胸のバンドは若干強めにしておかないとづりそうで走り難い。この峠のコースも5KMを若干切っているようだが、高度差は正確に測ってみないと分からない。

米国製の商品であるから腕のバンドなどもごつくてあまりしっくり来ないが、常時着用するわけではないのでこれで仕方ないであろう。PCと繋ぐグリップの形状も洗濯鋏みたいだが、場所が限られていたのだろう。あまりにも大陸的な作りである。先ずは機能さえ確り作動してもらえばよい。高度の計測や衛星の選択などもう少し工夫してみなければいけないが、客観的な分析が出来るので大変動機付けになりそうだ。

もう一つ山や大都市などで使ってみたいのはGPSのナヴィゲーションで、先にPCで目標値を設定しておいて、時計にデーターとして保存することでナヴィとして利用できるらしい。早速旅行先などで試してみたい。スマートフォンなどを使っている人がいるがそれよりも利点があるのかどうか?少なくともGPS捕捉状態で12時間の使用は決して悪くないだろう。

最初のGPSの捕捉は屋根の上から手を出してやると直ぐに捉えることができた。南向きの屋根だったからいくつも衛星があれば当然かもしれないが、このあたりも結構使いやすい。しかし、オリジナルの米語の取扱もそれをそのまま訳した日本語のそれもあまり親切とは言いがたい。少なくともHPなどの情報源は必要だろう。なによりももう少し欲しいのは、PCではなくてタブレットで使えるソフトなどの仕様で、有線でなくてもデーターが転送できればと思う。コムパクトカメラでも最も問題となるところではある。それ以外では夏時間と冬時間の切り替えなどが設定されていてもよいだろう。



参照:
良し悪し判定の水先案内 2015-05-04 | 生活
嵐の中での中身の熟成 2012-07-15 | 暦
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