Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

初めてで破れたリュック

2015-10-16 | アウトドーア・環境
十月の初めての金曜日に石切り場に行った。車も殆ど止まっていなかった。知り合いも居なかった。皆は室内に移っており、天気が良くても北壁は寒いからだろう。一人で登る用意はしていたが、もう一つの目的は六月に入手したリュックサックを下ろすことでもあった。

一人で登るのは、十分な準備が出来ていないので、簡単なところをザイルを引き出しながら登った。そして懸垂下降で降りて、トップロープにして登る。ザイルの下には下ろしたてのリュックサックをぶら下げて、重しとした。ダブルロープなので登りと同じようにペッツェルのシャントを使った。

とても使い易く登り易かったが、ザイルが真っ直ぐ上から伸びていないと、特にオヴァーハング気味の下では不安になる。シャントの欠陥も頭に浮かぶからである。そこで、左に逃げて、簡単な方を登った。それが結構斜めに登るので怖かった。

登りきって、今度はザイルの流れを変えながら降りてきて、今度は真っ直ぐに登れるようにした。上手く登れたが核心部の上に出た。それでもリードして登るときよりも不安が大きい。

降りてきて、リュックサックを見ると、壁に擦れていた部分から金具が飛び出している。まさかと思った。金具は楔外しのフックしかないのだが、シュタイクアイゼンやアイスクライミング道具とは異なりそれほどとがったものではない。フックが突き刺さるとは思わなかった。

理由は簡単である。生地が薄すぎるのだ。そのお陰で最も軽いリュックサックとなっているのだが、ネットなどでは同じような苦情が載っていたのを思い出した。そのときはアイスクライミング道具ならば当然と考えたのだが、まさかフックで破れるとは。通常ならば、リュックサックの内側の壁に押し返されて、そのフック部分は内側に逃げる筈なのだ。それが突き抜けている。要するに最初の圧力だけで突き抜けてしまうのである。

ある程度の弱さは想定外だったが、初めての使用で破れるとは考えてもみなかった。穴は内側から継ぎ当てをして塞ぐことが出来る、しかしスキーツアーなどの使用にも少し不安になった。スキーのエッジで破れることと、スキーアイゼンも注意して収納しないといけないからだ。

クライミングの時に岩角で破れることもあるだろうが、固いものは外に出ているので、それほど心配は要らないが、穴が開くのは良いとしても、亀裂が入るとこれは一大事である。先ずは、もう使わないショーツを切って、ボンドで貼っておいた。二つの穴は塞がった。もう少し使ってみないと、最終的な評価は出来ない。



参照:
フェアートレードなあじ 2015-05-28 | 雑感
グラマラスなリュックサックの腰 2011-07-15 | 雑感
コメント (2)
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