Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ダールマイルのフィレ肉

2015-10-23 | 料理
ダールマイルのカフェーで昼食にする予定だった。それが出来なかったのは、16時過ぎから貸し切りになっていたからだ。事故渋滞が無くて15時前に入っていたなら状況は変わっただろう。そこで昼食をしようと思ったのは、デリカテッセンで購入するものも悪くはなく、音楽会などの前にはアルコールを飲まないので、軽く気が利いたものが欲しいからである。劇場内で食事にすると腹を膨らますとなると金が掛かってしまう。そこでレストランにはいかないまでもとなる。

自宅でメニューなどを調べていたが、結局はケーキとポットコヒーだけだった。観光客の多い店であり、日本語も聞こえていたが、カフェーらしさは十分で、朝食のケーキに続いて、ここでもトルテとなった。コーヒー自体は、ここのプロドーモよりも酸味の多いモカ系のものだった。そして山道具屋から戻って来て、夜食と週末のための買い物のために再び立ち寄ると、バーに並んでいる人が案内されていたので、そこに行った。一人分であるから直ぐにバーが空いて、メニューを見る。

最初に並んでいるのがキャヴィア―で300ユーロとか500ユーロとか目に入る。幾ら軽食でもこれでは腹が膨れないし、金も無い。そこで一番安いイタリアン前菜にした。三段重ねで、貝やイカ類にアンチョビなど真ん中にはハムなど珍味が並んでいるが、シャンパーヌを飲めないので水を二本とる。常連らしき人はみな生牡蠣二つづつぐらい食べている。季節である。〆て20ユーロに2ユーロのチップで丁度良い量だった。

そのまま店内を見回るが、結局昨年と一緒で、購入したのは同じようなものだった。但し昨年と違うのがフィレを使った包みもので、ステーキ大の大きさだったがスライスして貰って、帰宅後の夜食と翌日の二度に分けて食せた。夜食はザールのリースリングで、翌日はピノノワールを合わせた。

2009年産からゲオルク・モスバッハ―醸造所かクリストマン醸造所かのどちらにしようかと考えたが、オエェールベルクを選んだ。飲み頃で、酸味も効いているが、チェリー味などドイツのシュペートブルグンダー風のもので、最近飲みなれているブルゴーニュ風のものとは大分異なる。それでもこの食事にはそれなりの相性があった。ミュンヘンの王室の味の指向は大体こうした傾向なのだと最近分かってきている。ヴィーンともまた違うのだ。



参照:
香り豊かな記念撮影など 2014-12-21 | 文化一般
二晩続けの寝不足で昼寝 2013-02-10 | 生活
経済的、時間的節約の時 2015-10-19 | 生活
古の文化の深みと味わい 2014-12-24 | 文化一般
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