Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

薩摩に迫る振動域

2016-04-20 | 雑感
週末は天候が悪く、地震モニターに釘付けで、運動不足となった。気持ちよい陽射しの中で沢沿いを往復した。腕時計も万歩計も忘れたが、車の時計から往復22分、23分ほどで往復したのは分かった。左足の外側が無理して走っていたためか違和感が強い、同じように使い過ぎていた右足首や膝なども少し違和感がある。それでも肝心の左膝も屈伸できるようになってきたので完治に近づいている。

熊本の地震は大分落ち着いてきたようで夜中もモニターを点けっぱなしにしていたが大きな余震はなかったようだ。それでも日本時間19日17時52分の八代市内でのM5の地震は大きく、いよいよそちらへと震源が移って来た。更にその余震が北緯32.6東経130.7Eへと南下している。早くから微動していた場所へと移動している。

M5の余震での波及も懸念通り人吉へと振動域が広がって来ている。丁度地形的にも湾曲しているところであり、断層通りに海の方へ抜けるのか、もしくは湾曲しているこの周辺で歪が解放されるのか?内海のようなところの先には小さな海溝のようなものもあり、場所によっては瞬時の津波も発生するのかもしれない。湾曲のコーナーの先には薩摩川内市があって、そこから10kmも行かない川内川の河口横に川内原発が立地している。振動波及域からすると、出水と阿久根市、川内、さつま市の間ぐらいが危ないかもしれない。余震の間隔が伸びるにしたがって、地面だけでなく、こちらの緊張も高まってしまう。

週末にはリースリング空けた。2014年産ファン・フォルクセム醸造所のアルテレーベンである。最初の頃は感じなかったミネラルの苦みも天然酵母所縁の臭さも感じられるようになった。理由は酸が丸くなってきたからだと思う。名前の通り古い葡萄の木から収穫された葡萄で作ったものなので、十分に酸を分解させてから収穫しているとは思われるが、どうしても気候によって早めに収穫となると、リンゴ酸の割合も否定できずに、そうした酸は半年以上すれば徐々に落ちてきてしまう。そのような変化を感じさせる。

このように葡萄の山に関しては、幾ら投資しても特にその古い葡萄を改良するためには地面を弄るなどして手間を掛けても、十年単位での改良を待たなければいけないのだ。金だけでは簡単に解決しないことがあるということである。

車中のラディオは折からのシュヴェツィンゲン音楽祭に関しての話題であった。そしてバロックオペラのゲネラルプローベへの招待が話されていて、電話でクイズに答えてれば券がもらえるということだった。どうも調べてみると答えはアンドラーシュ・シフのようだ。もともとシュツッツガルトの南ドイツ放送局が始めたので、そのまま運営されていて、監督はそこの音楽部長などがやっている。

以前はルネ・ヤコブスなども参加していて、若返りしているのはそれでも良いのだが、どうもその方向が違っているようで、今年のプログラムを見ると目玉もその周辺にも魅力的な出し物が殆どない。同様な例は個人で始めたラインガウの音楽祭で、出演はベルリナーフィリハーモニカーなどの含まれているのだが、こちらはもともと専門的な文化人がやっている訳でないので通常の商業主義的なそれとの差が付き難くなっている。しかし公共放送局の方は曲がりなりにも専門家の主催なので、芸術的意味が理解されるようなものでなければいけないのだ。



参照:
ヴィガーニズムワインとは 2016-04-19 | ワイン
とても心配になる微動 2016-04-18 | アウトドーア・環境
コメント
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