Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

阿呆のメニューを公開

2017-10-20 | 料理
独日協会でいつものアジアンレストランに久しぶりに出かけた。メニューが一部新しくなっているようで、そのコースの名称が日本の主要都市名になっていて思わず一つ一つ眺めてしまった。

大阪はなんと江戸前と巻の詰め合わせで、横浜が巻だけ、浜松は鰻ではなく、なにがなんだか分からない ― 左下の赤味と鉄火は神戸だったと思う。語感で決めたのだろうが、一人でも日本を知っていればあり得ないことだ。まさしく「なんちゃって日本食」なのだが、これで満足しているような日本の人もいるのである。

結局今回は何を注文したかといえば焼き鳥のサテとキャリフォルニアロールの半サイズ、ピルツナーとヴァイツェンでチップを入れて18ユーロだった。駐車料を入れて22ユーロであった。22ユーロ出せば自宅でなくても美味いものがどこでも食せて、満足度が異なる。少なくとも同じ距離だけ走ればスパイヤーのヴェトナム料理も食せて、遥かの繊細で上品なお味だ。

勿論自宅で食せば22ユーロの中で高級リースリングを半分ぐらい飲み干せるので、全くその質の差は貧民と王様の差ほどの食品の質の差がある。何も外食を否定はしないが、何か訳の分からないような連中が作って、訳の分からないような給仕のそれに金を払おうというのはやはり阿呆としか思えない。そう言えば先日ダールマイーアのカフェーで食したものも25ユーロだったが、味覚の上質感も給仕のプロフェッショナル性も全く異なる。

マンハイムから帰って来て煎茶を入れて就寝した。夜中に目が覚めた。二度寝になって、朝寝してしまった。前日は運動出来なかったので、太もも辺りに違和感があった。恐らくエコノミー症候群の兆候だと思う。出来るだけ走ったりして気を付けているつもりなのだが、座っている時間が長くなり、水分の取り方などに拠るのだろう、若干具合が悪い。慢性的なものではないが、やはり症状が出ると気持ち悪い。

限られた時間の中で運動して、オペラやコンサートの準備でお勉強などをしていると、指揮者キリル・ペトレンコではないが貴重な時間を邪魔してくれるなと言う気持ちになる。特に集まりは別にして、つまらないものに金まで払って食事をして、満足感も得られないとなると一体どうしてくれるというような気持になる。人生の無駄であり、そこから得られるものも全くないのだ。そのようなことで寝起きもとても悪かった。



参照:
絵に画いた牡丹餅 2007-03-18 | BLOG研究
欧州からみる和食認証制 2006-11-03 | 料理
なんちゃって日本食を体験 2010-12-15 | 料理
たらふく食べれる中華和食 2011-02-16 | 料理
テンプーラペラペラ 2011-10-20 | 料理
新年会の食事あれこれ 2012-01-20 | 暦

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