比較的ゆったりした元旦を過ごせた。なによりもである。晦日の残りを合わせるだけだから、例年時間が足りなくなる午前中にも飲食を十分準備出来た。そして例年ならば居間で一年に一度のTV火入を行うのだが、今年は陽射しはまだしも籠り部屋でPCからキャスティングにしてインティームに過ごすことにした。これで次にTV受信機をオンにする時に壊れていないかどうかわからなくなった。それを購入した時は今ほどストリーミング映像に関しては期待していなかった。今回もZDF中継のそれは前半こそ飛んだところがあったが後半は完璧だった。もはやTVは不要だ。同時にこうした国を挙げての全世界中継などのTVを通じたイヴェントの価値は限界に来たと感じた。
ノイヤースコンツェルトなどを見聞きしながらこのようなことも考えていた。ムーティ―の指揮などを横目に見ていると、やはり彼を後継者に選んだオーマンディーの眼は流石だなと思うしかないのだが、これだけのエンターティナーになるとヴィーナーヴァルツァーなどを遣っているのすらも無駄と思うに違いない。彼には、そんな場が無くても、十分に広い聴衆に語り掛けることができる技能を持ち合わせているから当然であろう。
仕事始めだ。それでもパン屋も肉屋も開いていないので、朝風呂に入った。初湯である。もう少し初夢を見させて貰おう。ジルフェスタ―コンツェルトで来年から誰が振るとかとあったので、つい来年はキリル・ペトレンコと思ったのだが、2018年にはまだ正式に就任しない。2018年8月にオープニングを指揮して、ザルツブルク・ルツェルンへと回る思わぬ展開から誤解してしまっていた。2018/2019 年シーズンは若手が繋ぐということだったが、要所要所は押さえるということなのだろう。だからバーデンバーデンも2019年4月に誰が指揮するのかは知らない。要請されていて断りのあったムーティ指揮の「オテロ」は2019年だったのだろうか?まさか囁かれている2019年11月の日本公演と ― つまりミュンヘンではその時に重要なプロジェクトが佳境に入っているということだろう ― 同じメータ指揮でヴェルディのオペラということになると一寸悲惨である。悪くはないだろうが、幾ら出す価値があるかは疑問である。「トリスタン」の共同制作とかいい加減なことを言ってぬか喜びしたくないものである。2019年8月のオープニングから、ザルツブルク、ルツェルン、ブカレストは、キリル・ぺトレンコの就任お披露目ツアーとなる。
そろそろ楽劇「指輪」の勉強を始めなければいけない。2014年に続いてこうも早く体験することになるとは思ってもいなかった。今回もキリル・ペトレンコ指揮で問題の多かった「ヴァルキューレ」ともう一つ通えば十分だと思っていたのだが、比較的価値のある券を入手して、「蓋の無い」上演では「黄昏」しか聞いていないので、次回のバーデンバーデンでの上演への参考とするために「ラインの黄金」も「ジークフリード」も外せなくなってきた。更にニーナ・シュテムメのブリュンヒルデはフォスターのそれとは比較にならないだろうから、これもと思うと、四回通わなければいけない。スキーと組み合わせることも考えよう。先ずは「ラインの黄金」から始める。バイロイトでは全く問題の無かった公演だが、逆にあまりに流れが良過ぎたような印象がある。
参照:
菊牛蒡とタロイモの年始 2016-01-03 | 料理
氷葡萄酒の名匠のお屠蘇 2015-01-03 | ワイン
ノイヤースコンツェルトなどを見聞きしながらこのようなことも考えていた。ムーティ―の指揮などを横目に見ていると、やはり彼を後継者に選んだオーマンディーの眼は流石だなと思うしかないのだが、これだけのエンターティナーになるとヴィーナーヴァルツァーなどを遣っているのすらも無駄と思うに違いない。彼には、そんな場が無くても、十分に広い聴衆に語り掛けることができる技能を持ち合わせているから当然であろう。
仕事始めだ。それでもパン屋も肉屋も開いていないので、朝風呂に入った。初湯である。もう少し初夢を見させて貰おう。ジルフェスタ―コンツェルトで来年から誰が振るとかとあったので、つい来年はキリル・ペトレンコと思ったのだが、2018年にはまだ正式に就任しない。2018年8月にオープニングを指揮して、ザルツブルク・ルツェルンへと回る思わぬ展開から誤解してしまっていた。2018/2019 年シーズンは若手が繋ぐということだったが、要所要所は押さえるということなのだろう。だからバーデンバーデンも2019年4月に誰が指揮するのかは知らない。要請されていて断りのあったムーティ指揮の「オテロ」は2019年だったのだろうか?まさか囁かれている2019年11月の日本公演と ― つまりミュンヘンではその時に重要なプロジェクトが佳境に入っているということだろう ― 同じメータ指揮でヴェルディのオペラということになると一寸悲惨である。悪くはないだろうが、幾ら出す価値があるかは疑問である。「トリスタン」の共同制作とかいい加減なことを言ってぬか喜びしたくないものである。2019年8月のオープニングから、ザルツブルク、ルツェルン、ブカレストは、キリル・ぺトレンコの就任お披露目ツアーとなる。
そろそろ楽劇「指輪」の勉強を始めなければいけない。2014年に続いてこうも早く体験することになるとは思ってもいなかった。今回もキリル・ペトレンコ指揮で問題の多かった「ヴァルキューレ」ともう一つ通えば十分だと思っていたのだが、比較的価値のある券を入手して、「蓋の無い」上演では「黄昏」しか聞いていないので、次回のバーデンバーデンでの上演への参考とするために「ラインの黄金」も「ジークフリード」も外せなくなってきた。更にニーナ・シュテムメのブリュンヒルデはフォスターのそれとは比較にならないだろうから、これもと思うと、四回通わなければいけない。スキーと組み合わせることも考えよう。先ずは「ラインの黄金」から始める。バイロイトでは全く問題の無かった公演だが、逆にあまりに流れが良過ぎたような印象がある。
参照:
菊牛蒡とタロイモの年始 2016-01-03 | 料理
氷葡萄酒の名匠のお屠蘇 2015-01-03 | ワイン