クロームキャストオーディオを注文した。ここ数週間、キャスティングの音飛びが頻繁になった。暑い時にイライラするのでしっかり調査はしていないが、先ず同じものを試すことにした。手軽に高品質の音を飛ばせて最高96kHzまでのPCMを光ファイバ―で出せるので、エアーチェック用にはこれで充分だ。それどころかこれを使い出して必要な音資料をネットから落とすようになると、BGMとしては当然のことながらこれが無いとお勉強も儘ならないようになってしまった。
音飛びも少々のことならば楽譜を見ていれば補えるのでそれほど気にならなかったのだが継続的に飛ぶとなると精神衛生上よくなくなった。使い始めは飛ばないので原因は過熱されてくるとどうも駄目な感じで、PCに問題が無ければ、そこの問題しかない。嫌なのは録音していてもヘッドフォンでモニターでもしない限り何処で音飛びしているか確認の方法が無いことだ。兎に角、暑苦しい時には鬱陶しくて嫌だ。
原因調査以前に発注したのは、そもそも二つ目が欲しかったのと、三年経過して未だ新製品が出ていない限り購入しておこうと思ったからである。同じ機能を持った製品もあるようだが、先ずは手軽で安く使えるのが良い。製造中止になる前に確保しておきたかった。違うシステムの構築は新しいノートブックを購入した時に考えればよい。そもそもネットストリーミングの限界があるので、そこに金を掛ける必要などは無い。但し期待していたような値崩れはしていなくて比較的高値安定していて、前回購入した時よりも高くなっている。送料込みで40ユーロである。仕方がないが、使い勝手は分かっているので二つ目は助かる。夜中以外は常時電源を入れているので経年変化も早いから三年で寿命が来ても仕方がない。音飛びが簡単に解消されればそれだけで満足だ。壊れているであろう一つ目も音が出るのでアナログ出力させてDACを通さずにAUX入力に繋げれば映画などの音声には全く差支えない。問題は電源が自動的にオンオフしないことである。
ザルツブルクからのライヴ中継を少し聞いた。「魔笛」をヴィーナーフィルハーモニカーが弾いていたが、相変わらず誤魔化し方が見事で、ヴィーン訛りの音楽と呼ばれるあのノリはオペラ劇場の様々な歌に合わせやすく誤魔化しが効きやすいためのノリではないかと思うようになった。どう考えてもベートーヴェンの音楽などとそれは合わない気がしてきている。その点、評判の良いバイロイトの「ローエングリン」の音楽のようにちゃんちきオペラのようなノリにならないので、なんとなく高品質に聞こえる。
眠くなって、寝巻に着替えて、バルコンの座椅子で涼もうとしたら、話題の月食が見えた。聞いていなかった火星の輝きが凄かったので写真を撮った。まあ、あそこに住もうと思うのは分からないでもないが、どう見ても我々の文化の範疇で感じるような新世界ではないなと思う。そこまでリスクを冒して飛んで行きたいとはちっとも思わない。
新聞文化欄の一面に大きくバレンボイムウィークについての記事があった。ブエノスアイレスで指揮することは知っていたが、アニャ・カムペが前半でイゾルテで歌っていて、帰って来てから日曜日のミュンヘンの「ヴァルキューレ」、そして火曜日の出合いだった。仕事を絞っている歌手とは知っていても、重なる時は重なるものだ。興味深いのは、バレンボイムがそこでフルトヴェングラー指揮のマタイ受難曲を聞いて、その時に鍵盤を弾いていたのがミヒャエル・ギーレンだとある。ギーレンとフルトヴェングラーの繋がりを初めて知った。
更に興味深いのは、シュターツカペレとコンサートも開いて、ブラームスの交響曲を演奏したそうだ。そのプローベで、dolceとexpressivoの相違を説明した。前者はとても簡単なことで、和声の変化を分らすための色彩の変化であり、バレンボイムにとっては調性音楽の主音からの距離感が重要になるという事でもあると、FAZのヤン・ブラッハマンは書く。
さて今週末位からルツェルンの準備を始めよう。フィラデルフィア管弦楽団の演奏の衝撃もあったので先ずは「ドンファン」と白昼夢になりそうなフランツ・シュミット交響曲4番ぐらいだろうか。前者は音資料としてはラトル指揮のバーデンバーデンライヴと二つが主で、その他は直前になって比較試聴してみよう。シュミットの曲はピアノ譜しかないが4月のベルリンでの演奏が二種あってヴィデオまであるので管弦楽は書き加えて行くようにしていくと面白いかもしれない。
日曜日にはクリーヴランドからの「トリスタン」一幕の春に演奏された録音放送もあるので、これは聞きたい。シカゴからは、「展覧会の絵」以外にヒンデミットとシューマンで昨年のバーデンバーデンに似たようなプログラムである。録音するかどうか。
参照:
一皮剥けるキャストオーディオ 2016-10-21 | テクニック
flacをクロームキャスト 2016-10-18 | テクニック
音飛びも少々のことならば楽譜を見ていれば補えるのでそれほど気にならなかったのだが継続的に飛ぶとなると精神衛生上よくなくなった。使い始めは飛ばないので原因は過熱されてくるとどうも駄目な感じで、PCに問題が無ければ、そこの問題しかない。嫌なのは録音していてもヘッドフォンでモニターでもしない限り何処で音飛びしているか確認の方法が無いことだ。兎に角、暑苦しい時には鬱陶しくて嫌だ。
原因調査以前に発注したのは、そもそも二つ目が欲しかったのと、三年経過して未だ新製品が出ていない限り購入しておこうと思ったからである。同じ機能を持った製品もあるようだが、先ずは手軽で安く使えるのが良い。製造中止になる前に確保しておきたかった。違うシステムの構築は新しいノートブックを購入した時に考えればよい。そもそもネットストリーミングの限界があるので、そこに金を掛ける必要などは無い。但し期待していたような値崩れはしていなくて比較的高値安定していて、前回購入した時よりも高くなっている。送料込みで40ユーロである。仕方がないが、使い勝手は分かっているので二つ目は助かる。夜中以外は常時電源を入れているので経年変化も早いから三年で寿命が来ても仕方がない。音飛びが簡単に解消されればそれだけで満足だ。壊れているであろう一つ目も音が出るのでアナログ出力させてDACを通さずにAUX入力に繋げれば映画などの音声には全く差支えない。問題は電源が自動的にオンオフしないことである。
ザルツブルクからのライヴ中継を少し聞いた。「魔笛」をヴィーナーフィルハーモニカーが弾いていたが、相変わらず誤魔化し方が見事で、ヴィーン訛りの音楽と呼ばれるあのノリはオペラ劇場の様々な歌に合わせやすく誤魔化しが効きやすいためのノリではないかと思うようになった。どう考えてもベートーヴェンの音楽などとそれは合わない気がしてきている。その点、評判の良いバイロイトの「ローエングリン」の音楽のようにちゃんちきオペラのようなノリにならないので、なんとなく高品質に聞こえる。
眠くなって、寝巻に着替えて、バルコンの座椅子で涼もうとしたら、話題の月食が見えた。聞いていなかった火星の輝きが凄かったので写真を撮った。まあ、あそこに住もうと思うのは分からないでもないが、どう見ても我々の文化の範疇で感じるような新世界ではないなと思う。そこまでリスクを冒して飛んで行きたいとはちっとも思わない。
新聞文化欄の一面に大きくバレンボイムウィークについての記事があった。ブエノスアイレスで指揮することは知っていたが、アニャ・カムペが前半でイゾルテで歌っていて、帰って来てから日曜日のミュンヘンの「ヴァルキューレ」、そして火曜日の出合いだった。仕事を絞っている歌手とは知っていても、重なる時は重なるものだ。興味深いのは、バレンボイムがそこでフルトヴェングラー指揮のマタイ受難曲を聞いて、その時に鍵盤を弾いていたのがミヒャエル・ギーレンだとある。ギーレンとフルトヴェングラーの繋がりを初めて知った。
更に興味深いのは、シュターツカペレとコンサートも開いて、ブラームスの交響曲を演奏したそうだ。そのプローベで、dolceとexpressivoの相違を説明した。前者はとても簡単なことで、和声の変化を分らすための色彩の変化であり、バレンボイムにとっては調性音楽の主音からの距離感が重要になるという事でもあると、FAZのヤン・ブラッハマンは書く。
さて今週末位からルツェルンの準備を始めよう。フィラデルフィア管弦楽団の演奏の衝撃もあったので先ずは「ドンファン」と白昼夢になりそうなフランツ・シュミット交響曲4番ぐらいだろうか。前者は音資料としてはラトル指揮のバーデンバーデンライヴと二つが主で、その他は直前になって比較試聴してみよう。シュミットの曲はピアノ譜しかないが4月のベルリンでの演奏が二種あってヴィデオまであるので管弦楽は書き加えて行くようにしていくと面白いかもしれない。
日曜日にはクリーヴランドからの「トリスタン」一幕の春に演奏された録音放送もあるので、これは聞きたい。シカゴからは、「展覧会の絵」以外にヒンデミットとシューマンで昨年のバーデンバーデンに似たようなプログラムである。録音するかどうか。
参照:
一皮剥けるキャストオーディオ 2016-10-21 | テクニック
flacをクロームキャスト 2016-10-18 | テクニック