Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

モンツィンゲンの垂直試飲

2023-09-10 | 試飲百景
今月になって入手のワインを蔵に運んだ。三ダースほどだったので、骨折り仕事だが、出来るだけ早く落ち着かせてやりたい。水曜日から涼しくなるので、愈々再びズボンを履いてワインを飲んでの生活に戻る。

地下に持ち込んだらフランススーパワインの一本が同じのが重なっていて、これも早く開けれる。但し期待に沿わなかった時が厳しい。スイスのメルローもあるので、次にそこを通る11月初め迄に先ずは愉しんで今冬の在庫を考えよう。

ナーヘにワインを回収するときにナヴィに二件目のモンツィンゲンを入れてあったので遠回りして仕舞った。感覚的にも分かり難いところで降り口を通り越してしまった。それでも予定より10分遅れぐらいだった。急ぎは二件目で試飲して世界最大のワインフェストで賑わうワイン街道に帰宅するのを遅くしたくないからであった。

一件目のデーノッフ醸造所では葡萄の収穫量にも満足しているようで、既に熟成して、今後の寒暖の差でのいいワイン酸の発展と拠る要素が多い。早めに収穫可能なので、天候もそれほど酷くならないだろう。2022年産よりも多くを期待できそうだ。

そこからナーヘ川を奥へと遡るのだが、PCで調べると名地所ヘルマンスヘーレを通って走るルートが近道と知って、それならば往路で間違った場所を二度通る必要がない。且つて一度車を走らせたのだが奥に迄は通り抜けていなかったので、ワイン地所を越えていく感じで走った。

2022年度産は一本65ユーロと最も高価なその地所のグローセスゲヴェックをを購入した為に、丁度いい写真撮影が出来た。オーバーハウゼンの村に入る石橋が写り込んでいる。その橋を渡ってこちら側がまたアイスヴァインなどで有名なブリュッケの地所である。奏法とも違う意味で世界のリースリングの頂点にあるワインや地所である。

そして奥に入ったゲーテが愛したモンツィンゲンの地所から有名なフリューリングスプレツヘンも古い2009年、2013年、2015年、2018年、2022年と垂直試飲した。細身のいかにもリースリングの2009年は見事でどんな上品な食事にも合わせられ、2013年は若干雑味があり、2015年は脂っぽい若干ぺトロール香のリースリングなのだが、強い食事には文句なく、更に十年寝かしても酸が効いていると思う。2018年は傷がない酸の弱いリースリング乍意外に高品質ではないかとの感想となった。こちらは2023年の葡萄をまだまだ10月中旬まで下げておこうとしていて、天候との勝負になるのであろう。

週末にベルリン行きの準備を纏めておかないと間に合わなくなった。土曜の朝に走って肉屋によって帰って来てワインを片付けて、週明けに帰って来てからの準備もしておかないといけない。試飲会でベルリン・ミュンヘンから帰宅後にボッフム行で泊る街から来ているポーランド人夫婦がいた。ワインを知るようになったのはプファルツの友人のところに来た時からだと知ってなるほどと思った。



参照:
石橋を叩いての樽試飲 2015-06-08 | 試飲百景
飲み頃を探る試飲談話 2015-09-15 | 試飲百景
コメント
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