Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

改めて評価可能な資料

2024-07-29 | 文化一般
漸くテーブルの上を片付けられた。昨シーズンの資料を片付けられる。思っていたよりも劇場と演奏会の双方とも可也の数があった。二回のベルリンへ訪問や二回のミュンヘン、ルクセムブルク、ルツェルンそしてボッフム、ヴュルツブルクもあり、そこにハイデルベルクとシュヴェツィンゲンへとバーデンバーデン・フランクフルト以外にも出かけている。ストラスブールも訪問した。

劇場関係と演奏会の資料は別けている。理由は前者の資料として継続性があるからで、演奏会の一期一会のとは異なるからである。

また片付けるにあたって、半券などのくっつけておくなどしておかないと将来収拾がつかなくなる。プログラムはやはり重要で、何を聴いたかを忘れていることも少なくない。曲目を思い出すことなしには演奏内容は思い出せない。

逆に整理して片付けておくとすっかり忘れることも可能なので脳に余裕が生じる。コムピュータ―におけるストレージ問題と同じで要らぬキャッシュが残っていると計算速度も上がらない。

9月のグランクリュなどのワインの試飲への計画をたてる。先ずは第三週に出かける計画だ。そこで全て試飲可能なのは当然として、8月中に値引き価格で発注しておかないといけない。プルミエクリュ一本6ユーロの割引は大きい。6本で36ユーロ安くなる。

2023年は決して容易な年度ではなかったので、最低限予約しておく以外は先ずは試飲してみないと判断がつかない。9月も例年のように三四件回ることになるか。

DACの音出しを引き続きしている。当時の印象よりも悪いのはマーラーの交響曲で、特にベルティーニ指揮WDR交響楽団の演奏は聴いていられない。東芝EMIが熱心に録音していたが今やもう殆どゴミに近い。交響楽団のトレーナーとして名を馳せていたが、ケルンでのそれは現在の水準からすれば一体何をやっていたのだろうということになる。それに続いてブーレーズが初めてヴィーンでマーラーの交響曲を振った六番の実況録音もあって、当時はドキドキしながら録音していたが、その演奏の質からして到底お話しにならない。その後交響曲全集などを録音していたので、修正に次ぐ修正で可也質の悪いものになっているのは間違いない。

同じようにヴィーナーフィルハーモニカーを小澤が振ってドイツへの演奏旅行をしてケルンでの映像が残っているストラヴィンスキー「プルチネッラ」も重く、アルペン交響曲も定期公演であの程度の仕上げにしかできなかったかと失望する。その並びにアバド指揮ベルリナーフィルハーモニカーのザルツブルク公演でのヒンデミート「画家マチス」などが聴かれるが、これまた当時のフィルハーモニカーの下手さは如実である。特に伝統を破ってアンコールで「ヴェーバーの主題によるメタモルフォーゼン」までを演奏しているのだが、如何にも曲の内容無視での指揮でしかないことが分かる。CD化された曲集は愛聴しているのだが、やはり指揮者の見識を疑うと同時に演奏の下手さを実感する。そういう相対性があってこそ、より好んでヴィーナーフィルハーモニカーの公演を熱心に聴いていた環境が今改めて評価可能となる。



参照:
新音楽の浪漫への道 2024-07-22 | 音
推挙の為の整理整頓 2024-07-08 | 文化一般
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